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仕組みを会社にインストールする

昨日Yahooさん主催のイベント「Scrum Beginners Night!(スクラムビギナーズナイト)」に参加しました。スクラムについて断片的に知識は持っていたが、背景・歴史も含めスクラムについて知るのは初めての試みでした。

コンセンサス、小さな積み上げ、自己組織化

・バグが少なく、動くものが出来上がるようなテスト駆動開発
・それぞれの責任・役割を定義
・要所での軌道修正を行うミーティング
・毎スプリント後に徐々に価値が積み上がっていくインクリメント

でも結局何がコアかというと、みんな(意思決定者と作業担当者)でコンセンサスが取れた機能を、小さく分割してタスク化していつでも軌道修正できるように備えて、計画していること。と、自己組織化を前提としたチームビルディングなのかなと。

いうのは易し。これチーム自体のレベルとスクラムマスターの力量に大きく左右される気がする。プロセスの原型が日本で生まれたのは非常に興味深いです。

インストールに必要なプロセス

昨日は体系的に以下の3つに分割しての説明がありました。

ロール:役割や定義の説明
イベント:これはセレモニーとも呼ばれているのかな。プロセスに組み込まれているコミュニケーションの場の目的の説明
アーティファクト:暫定的な計画書の取り扱いの説明

じゃあこれを社内にどう持ち込むんだってなった時に、ふと思った。これは会社というOSに乗ったシステムアプリケーションだなと。

アルゴリズムには、インプット(変数の定義)と処理とアウトプットが最低存在するので、インプット=ロール、処理=イベント、アウトプット=アーティファクトと読み替えました(実際イベント以外にも処理の工程あるので簡略化しています)。

自分はこの中でも、イベントの舵取りが一番難しいなと思いました。柔らかい制約で複雑な意思決定が行われる必要があり、一般的にソフトコンピューティングと呼ばれるようなものなのかなーと理解しました。(そりゃ単純化できたら世の中に不幸なプロジェクトやデスマーチなんてなくなるし。)

まとめ

多くのフレームワークに共通することだとは思いますが、覚えることにあんまり意味はなくて、実践してみてその中で改善していくことが本質だと思います。そしてROIの向上が実際に見られた時に、初めて導入した価値を感じることができると思いました。消化ポイントなどで相対化して判断材料にするのは、すぐにでも業務に取り入れていきたいです。

勝手に告知

今日もあるらしいのでここに告知しようと思ったらconnpassメンテナンス中でした。
→(17:49 修正) 復活してました。まだ空きあるようなので、ぜひ!


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