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【タイ歴2年経過】3つの心境の変化について。

今朝、facebookを開けると「この投稿から今日で2年です!」とバンコクに来た時の投稿をリマインドしてきた。当時の写真をじっくり見ていると、当時の自分は「やってやるぜ!(キラキラ)」といった顔をしてやがる。

当時の年齢は24歳。現在は今年9月で26歳になり、たった2年しか変わらないけど、この時がものすごく若く感じられる。
(26歳も十分に若いと思われていると思いますが笑)

タイにはタイ在住歴が数十年にわたる人もいる中で、その方からすれば「2年なんてただの誤差」と感じるかもしれないが、自分にとっては大きな差があったと思う。

「何が変わったのか?」と具体的に聞かれると色々あるので、2年を境に備忘録としてまとめていきたいと思う。

1. 柔軟性に磨きがかかる。

柔軟性
読み方:じゅうなんせい
その場や状況に応じて行動や機能などを素早く変化して対応することができるような性質のこと。臨機応変な性質。
https://www.weblio.jp/content/%E6%9F%94%E8%BB%9F%E6%80%A7

おそらく留学などでよく言われる柔軟性とは「文化の違う外国人のコミュニティに溶け込むことができた」とかだと思う。

自分も留学していたので、それはそれで難しい部分はあるのは知っている。ただビジネスになってくると、求められる柔軟性のレベルが変わってくる。

本来なら日本人同士であれば自然とできる仕事上のコミュニケーションも、タイではかなり事情が変わってきて、今もなお、毎日神経を使っている。

例えば、納期や仕事の進捗について問い詰めた時、日本人にとってはどうしても「言い訳」に聞こえる内容を彼らは普通に言ってくる。
(もちろんめちゃくちゃ真面目な方もいるので、少なくとも「傾向」として考えた方がいい。)

その言い訳を受け入れていては仕事は進まないし、かといって厳しく言及すればエンゲージメントが下がってしまい最悪の場合、退職される。

他にも仕事に遅刻した際「雨が降っていたから」とか言ってくる。ひどい時は平日にメンバーと飲んだ翌日に、二日酔いを「朝からひどいがして(以下長文)」とLINEを送ってきて病欠をとる。

これが頻繁に起きる日々。それでも「仕事はめっちゃ頑張りたいんですよね」と言ってくるから余計に混乱する。

留学とは違って、そんな彼らと長い間、向き合わなければいけない。

彼らにとって仕事での「頑張る」「できる」「成功、成長したい」のレベル感を、「自分の中の常識」にインストールしなければいけない。同じ言葉をとっても、自分と彼らとでは意味合いが大きく違う。

彼らの常識をインストールしないで向き合い続けると、自分の中でバグが起きまくり、向き合うことすら放棄したくなる。まずは彼らの常識や価値観をインストールするところから始める。

ただ国籍や文化が違う方と柔軟なコミュニケーションが取れるようになると、おそらく英語さえ話せればどんな国の人でも対応可能だと思っている。

対応可能というか、ストレス耐性がつき、何も感じなくなるだけだが。

2. 可能性の広がりを感じる。

これは海外にいる人によって違うかもしれない。

個人的にはタイ人向けにメディアを展開し、それが一つのブランドとして認識されるようになってからは「海外で成功するのに、国籍はあまり関係ない」という事実に気づいたのが大きい。

これはタイに渡航してから1年目で気づいた。国籍と成果はそこまで大きく影響しない。2年目はインドネシアの立ち上げも始めて、数値が伸びてきてそれが確信に変わっている。

タイ、インドネシアのローカル向けに事業を展開するという経験は、自分の視野や可能性を広げるには十分である。

タイに来る前は「日本で働いてそこそこスキルをつければいいや」という考えがあったのに対して、タイ立ち上げにきてから「タイ向けにこんなビジネスも展開できるのでは」とタイのマーケットに可能性を考えるようになった。

最近インドネシアも始めたことから「アジア全体で求められるものは何か」についても無意識に考えている。

これは、新しい経験やそこで得た成果が、新しい考えや思考をもたらしていると思う。経験したからこそできるイメージがある。

そういう意味でも海外に挑戦したことには大きな価値があったと思う。

3. 焦り、不安が日々増大している。

最近感じることは、視野が少しずつ広がるにつれて、焦り、不安が大きくなっている感覚がある。そして、

「自分と同じ世代くらいなのにこんなことやっているのか...」
「若くしてチャレンジしているグローバル起業家もたくさんいるのか...」「早々に次から次へ着手したいけど、人生には限りがあるし、なんといっても今のような若い時に大きなチャレンジしたほうがいいのでは」

と世の中に優秀な人がいればいるほど、また、もっといろんなことができるのではないかと世界が広がれば広がるほど、自分の足りなさが顕著になって毎日焦りを感じる。

この前までも、今の現状に焦りすぎて少しメンバーに対して無愛想になっていた。「たまにはリフレッシュしなよ」と気を遣わすまでに...。

焦っているだけでは何も生まれないので、日々の習慣・行動を見直したり、仕事でも新しいチャレンジをしているものの、それでも若さゆえの不安か焦りかわからないけど拭えないのでいる..。

この感覚は来年になっても、2,3年後になっても消えていないのか、また定期的にこのnoteを見返して確かめていこう。

今日はfacebookによってバンコクに渡った2年前を思い出させてくれたので、今回はそれについて考えてみたが、時折こういうnoteも書いたほうがいいかもしれない。

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