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フリーエンジニア 小規模企業共済のハナシ その2

面倒くさいがやらないといかん

  前に少し書いた小規模企業共済のハナシはこの記事を参照

法人成りをするので再審査

 オッサンは個人事業主なんだけれど、法人成りすることになり色々と準備に追われていたMAXに忙しいタイミングでどうしても商工会議所に顔を出さないといけなくなり、ふらっとショーバイのついでに立ち寄った時に担当者さんの顔を見て思い出したのだ。

 何年も前にこの担当者さんに小規模企業共済の相談をしたなぁと。

 法人成りするにあたり個人事業主ではなくなるので継続するのであれば、小規模企業共済の申込書の再提出が必要だったことは記憶にあったのだが、すっかり忘れてしまっていた。

 さっそく申込書の取り寄せをしようとHPを見たが、やっぱり電話しないと申込書は取り寄せできないらしい。うーん。いっそのこと、申し込み受付ができるあちこちに置いておけばいいんじゃないかなぁと思うんだけれど。

こんな封筒で送られてくる
取り寄せた申し込み書には書かれている

 それとも取り寄せなんてしなくて、申込先にいけば紙も貰えてその場で書けるんだろうか。

小規模企業共済のデメリット

 オッサンはMAXで積み立てているが一般的な通算の損得で考えると非常に微妙なラインになっているのでここでは加入することのデメリットを書いてみようと思う。オッサンの場合、控除で得をする、とはちょっと違う理由でMAXでの積み立てをやっているのであんまり損得は関係ないんだよな。

 まず、短期で加入すると得をすることはひとつもない。
 加入期間1年未満とか、ダメ絶対

 よし、この先、定年してもコレで喰っていくぞ!って覚悟があれば入ることをお勧めする。逆に言うと、とりあえず今だけフリーランスで、、、とかいう考えのヒトは入らない方が良い。

 次に掛金が増えるのは20年払った後である。
 もう1度書くけれど、20年払わないと元本崩れを起こす

 これ、とても大切なことなのでもう1度書く。

 20年払わないと完本崩れを起こす

 小規模企業共済は入るとソコソコの控除が受けられるメリットがあるのでMAXで積み立てるとバカにならない額(年間84万円)が控除となる。ある程度の収入があるフリーランスのエンジニアにとって引退した後の老後の貯金が控除対象になるという考え方を持てれば魅力的なはずなんだよな。

 確かに積み立てで株をやるidecoでも7万弱は控除できるし、積み立てNISAをやってりゃぁ、ある程度の老後も不安は軽減できる。
 
 idecoも小規模企業共済もMAXだと月額14万弱は積み立てることになり、年間でいうところ160万弱が控除対象となるんだよなぁ。160万弱の控除となってくるのはとてつもなくデカイ。

 というより、小規模企業共済の月額7万でも年間84万。
 フリーランスで年収1000万こえてくると84万の控除のありがたみが身に染みてくる。老後の資金を84万の現金で貯めることを考えるとこっちの方がいいよなぁ、と思ってしまうが、20年やり続けるということも考えるとなかなか。

 このあたりは税理士と相談しながらやってみるといいと思う。目先の控除額に釣られて高い掛金で申し込むと損をするケースも絶対にあるはずなので、マジで税理士さんと相談した方がいい
 あと、やっているショーバイによっては、申し込むことによるデメリットの方がある気がする(多分、仕入れ額や経費が大きいような商売はメリットが薄いんじゃねぇかと)
 
 あくまでオッサンの場合だけれど、事業を考えると積み立てたカネの範囲で即日融資を受けられるってのが最大のメリットだと考えている。だったらキャッシュを持って備えておけよ、ってのは真っ当な意見だと思うし、そもそも即日融資を受けないとマズイような資金繰りってどうなのよって。
 これ被災したり、傷病でも即日で引き出せたりするので、使い勝手はよいと思うんだよな。

 老後のために貯めておくカネに控除が受けられて即日で引き出せる貯金箱って考え方をしているんだと思う。

 よく分からねぇなぁってフリーランスは毎月1万ぐらいでいいからやっておけばいいんじゃないかな。
 正直、これは他人事なのでテキトーに書いているから、損をしてしまってもソコは自己責任で頼む。

申込にあたり最大の問題というか

 この申請書を記入する時のよくミスをする「あるある」について、商工会議所の担当者に教えて貰ったことを思い出したので最後に書こうと思う。

 この申し込み書の2枚目。
 右下の部分。

よく見ればわかるが金融機関の印鑑が必要

 2枚目に金融機関の印鑑が必要なのよ。
 申込書を取り寄せて、中身を書いて、金融機関ではない申込受付の場所に提出しようとすると、金融機関の印鑑が無いって、受け付けて貰えないという。なので、その足で金融機関に行って印鑑をついてもらおうとすると、対応している店舗ではないっていう。

 金融機関でも、そこそこ大きい店舗か支店でないと受け付けてないみたいなので、事前に確認取っておかないとダメかな。
 そして、受け付けてくれる店舗や支店だと、そのまま提出できるので商工会議所や青色申告会にはお世話になることがないんだなぁ。

申込するのであれば

 申込するのであればこの順番が正しくて楽である。
 ただし、金融機関に申込用紙があるかどうかわからんので、取り寄せることが前提にしている。

 1 税理士に相談する
 2 小規模企業共済の申込用紙を取り寄せる
 3 金融機関に行く

 税理士に相談するのが面倒なら、毎月1万の掛金でとりあえず加入だけしてみりゃいいんじゃないかな。適当なので、知らんけれど。

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