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フリーエンジニア 案件斡旋会社のハナシ

案件斡旋会社はマジでたくさんある

 ブラウザから検索画面を開いて、フリーエンジニアなんて検索をかけてしまったら日本各地に案件を斡旋してくれる会社がたくさん存在することにすぐに気が付くんだが、どの会社を選択していいか迷ってしまうことも多いと思う。
 そこで、案件斡旋会社ってどんなところに注目したらいいのかを少しだけ書いてみようと思う。ただし、具体的にどこの会社がいいなんてことは書かないので、ソコは自己判断で。良い悪いも人によって違うし、そこも判断したいからフリーエンジニアになったんだと思うし。

案件斡旋会社には得意不得意がある

 オッサンの例を出してみよう。
 オッサンはインフラエンジニアなので、ハッキリいって開発があるゴリゴリのプログラム案件は苦手だ、というか請けない。Cならカーネルソースコードを理解できる程度には書けるしAWSで困らない程度にもPythonは使えるがプログラマーかと言えば、正直、キツイ。
 JavaとかHellowWorldすら書けない。
 しょうがいない。インフラエンジニアなんだもの。
 サーバー機器とか、ネットワーク機器とか物理機器で育った世代だもの。

 ネットワークカードがペカペカと光る様や、HDDの激しいアクセスランプを見てるだけで1日休みを潰せるようなオッサンのような変態気味のインフラエンジニアが、プログラマー案件しか扱っていない会社に行っても、ハッキリいってお呼びでない

 逆にゴリゴリにDCなんかで機械を使うような案件しか持ってない会社にプログラマーが行っても、それはそれでお呼びでない。ドライバと言ったら工具だよね、LAN圧着機は〇〇製が、なんて会話に混じれるとも思えない。

 案件斡旋会社には得意としている領域があるので、自分のスキルセットはその得意な領域の範囲にあるのかを考える必要がある。
 
 変わったところだと、ISO監査員とか内部監査員、といった特殊な案件だけを持っている会社も存在はしている。(思いっきり案件少ないが)

 大きい会社であれば、インフラだろうがプログラマだろうが、分け隔てなく案件を持っているように見えても、得手不得手があるのでキチンと認識していた方がと思われる。

業種にも得意不得意の偏りがある

 最近はめっきり減ったが金融系と呼ばれる銀行や保険といった業種が得意な会社、エンタメ的なソーシャルゲームやSNS的な業種が得意な会社、官公庁が得意な会社など、得意な業種もあったりする。

 ソーシャルゲーム的な案件を得意としている案件会社は、ほぼゲームの案件しか持ってないので一般的な業種の案件を請けたい場合は不適切な選択となる。

 この業種の得意・不得意は案件斡旋会社の成り立ちに依存している部分も多い。特定メーカー的な案件しか扱っていない会社も存在しているので、そういう偏り方をしているスキルセットならそういう会社を探してみるといいかもしれない。外資の孫会社的なとこや、漢字3文字的なところ、読み方3文字や、アルファベット3文字の日本的なところなど、村社会のコミュニティが形成されているような領域になる。

 今、流行の最先端、なんてところを探したいなら関わらない方がいいので、幅広く色々な案件を持っている会社を当たってもいいんだけれど、逆にピンポイントな案件もないので、ここはよく考えないといけない。

工程にも得意不得意の偏りがある

 我々の業種だと、色々な呼ばれ方をしているけれど上流工程なんて単語が良く飛び交っているが個人的にはこの単語がクソ程嫌いである。なんかすごく偉そうだし。上流工程をやってるからスキルが高いわけではく、上流工程をこなせるスキルがあるってだけで、オッサンみたいに製造能力が皆無なやつなんていくらでもいるし。

 なので工程とは書いているがフェーズという書き方をしたいと思う。
 要件定義フェーズ、設計フェーズ、製造フェーズ、テストフェーズと大まかに4つのフェーズに分けると、各フェーズで必要になるエンジニアも変わってくる。 
 
 案件斡旋会社も、どのフェーズから関われる案件を持っているのかといったところで特色を持っている会社がある。製造しかやらん、テストしかやらん、って斡旋会社もあるにはある。ひたすらコードを書きたいなんて人がいたら、そういう会社を選ぶのもありなのかもしれない。

 フリーエンジニアは、要件定義から入るようなコンサル的な動きや、PMOやPM的な動き、を求められる案件が多いのかな、最近は。単価が高く取れるからなんだろうけれど。

 ちなみに、オッサンはPMO的な仕事がメイン業務である。
 常時3つぐらいのプロジェクトをPMとして抱えて、POを使いながら上手いコト回していくって感じで仕事をしていて、ここ数年はメイン業務ではパワポとエクセル以外使ったことがない。 

 こんなポジションの案件も、探せばある。

青い鳥を探して

 他にも正社員並みの福利厚生がある会社があったり、リモートワークの案件しか扱ってない会社があったり、オンサイトの案件ばかりの会社があったり、地方の案件ばかり取扱う会社があったり、40代以上のベテラン・シニア向けの案件しかない会社があったり、週1、2稼働の案件ばかり取り扱っている会社があったりなど、非常に面白い。
 
 担当営業もこのショーバイをしている人は個性があってクセがあり一筋縄ではいかない。

 あくまで個人的な見解ではあるが。
 どこか1つの会社としてお付き合いするのではなく、複数会社のお付き合いするのがいいと思う。そして、案件は数か所から常に拾えるようにしておいた方がいい。

 最近、契約期間が長くなると期間ごとに報酬に数%で上乗せがされるなんて案件斡旋会社を見つけた。
 月100万で請けて長期稼働したら月額で数万円も増えることになる。

 チェックや、チェック!要チェックや! 

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