フリーエンジニア 案件斡旋会社の報酬金額記載パターン

報酬金額には記載パターンがある

 フリーランスにとって案件単価は言えば全てである。
 お金が欲しいからフリーランスになっているのである。まともな会社勤めが出来ないオッサンのような社会不適合者はごく少数だと思われる。この案件単価は言えばエンジニア評価と直結している。
 
 いくつかフリーの案件斡旋会社に挨拶+営業周りをしてこの案件報酬の表示にパターンがあることをに気が付いた。

 パターンA 案件報酬額(外税)
 パターンB 案件報酬額(内税)
 パターンC 案件報酬額(仲介別)
 
 おおよそこの3パターンに分けられる。
 案件だけを集めて表示しているようなサイトではここは見抜けないので、結局、案件会社に直接確認する必要があるのだが事前に知っておく必要があると思われるのであえて記事にしてみた。

パターンA 案件報酬額(外税)

 案件報酬額とは別に消費税があるパターンで一番すっきりする表記方法である。世の中、この表記だけでいいんじゃないかと思ってる。
 
 案件単価100万円の仕事を請ければ、
 100万+消費税10万=110万円
 振り込まれる報酬は110万円となる。

 この消費税10%は年収が1000万に届かないフリーランスにとってはかなり重要な金額だったのだが、インボイスが始まると関係なくなるのでもう意識しなくてもいいのかもしれない。

 実際に斡旋案件報酬が76万という時期があり消費税を入れると83万6000円になり年間売上1000万をギリギリこえてしまい消費税を払わないといけなくなるので案件報酬を値引いて75万で請けていた時期があった。 

 月の報酬が1万円増えて嬉しいはずなのに支払う税金が80万ぐらい発生するという罰ゲーム。

パターンB 案件報酬額(内税)

 パターンAとは違い報酬額に消費税が含まれているケースがこのパターンになる。このパターンもある程度の報酬額ならエンジニアは特に困らない。
 困るのは年間売上が1000万を超えるフリーのエンジニア。
 
 消費税の計算がひたすらに面倒。

 もっとも、年間売上1000万を超えてくると税理士にお世話になる人が多くなってくると思うのでそのあたりは上手く処理してくれる。言われた金額を所定の場所に納めるだけなので手間もほとんどない。
 案件斡旋をする会社も手馴れているので色々な支援をしてくれることがほとんどなので困らないっちゃぁ困らない。

 ただ、パターンAと比べて少し損をした気分になる。
 案件単価83万(内税)あたりが境目になっていたんだが、これもインボイスが始まるとあんまり関係なくなるというか、手取り減るじゃねぇか。

パターンC 案件報酬額(仲介別)

 この報酬パターンを提示する会社については思うところがある。
 
 仕事を請けるのはやめた方がいい。
 ダメ、絶対。
 揉めたハナシしか聞いたことがない。

 ※個人の感想であり実態を示すものではありません。

 案件を請けると案件仲介料として5%~10%ぐらい取られる。
 オッサンもこのケースの会社と契約したことがないので詳細は知人からのハナシになってしまうので、詳しいことは分からない。

 なんでも。
 単価100万の案件を請けると、
 10%ぐらいの仲介料を取られるんだと。

 なので、
 単価100万ー10万(仲介料10%)=90万
 90万が振り込まれてくる。
 
 外税や内税のパターンが組み込まれるとさらに報酬額が複雑化するんじゃなかろうかと心配をしてしまうが実態は不明。
 100万で請けたことになって仲介料を引かれるのか、それとも90万として請けることになるのか、外税・内税なんかも組み合わせると色々とカオスなコトになり税金の処理が大変そうに感じるがどうなんだろう。

報酬額は高い方がいい・・・のか?

 インボイスが始まる前までは年間売上1000万ギリギリを攻めるといった小細工をすることが多かったが、始まってしまえばそんな小細工は吹き飛ぶので、これからフリーエンジニアになる人は純粋に「パターンA」を提示してくれる会社を選ぶのがよいと思われる。

 現在進行形でフリーエンジニアで「パターンB」は色々とありそうなので頑張れとしか。
 
 でも、
 面白そうな仕事ほど、「パターンB」なことが多い。
 うーん。。。。

 インボイスが始まるとこのあたりの報酬表示額も変わってくると思うので、様子を見ながらどうするか決めていくことになるんだろうな。


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