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フリーエンジニア 契約更新のハナシ 

単価交渉の時期がやってきた

 昨年12月にメイン案件の契約更新があり2月~5月までの発注を頂いた。今は2月なので、次の発注のハナシが来るのは少し先の4月あたりだろうなぁと思ってたら、いきなり6月からの発注のハナシが回って来た。

 いやいや。
 
 発注した後に次の契約更改のハナシを持ってくるとかどうなってるんだ?
 フリーランスとしては、数カ月ほど喰いっぱぐれないコトが契約として確定できるハナシはありがたい。しかも、2月の時点で9月末までの契約が確定できるのは、とてもありがたい。

 「まだ、契約延長するから~」なんて口車に乗せられて実は延長がなかったなんてハナシはいくらでも見てきてるし、知っているので、契約延長の口先だけのハナシはほとんど信用していないのだが、このエンドのお客様は先手を取って契約書を回してくるので安心してるんだよな。

最終奥義「後追い発注」

 実は今のメイン案件の発注は、ちょっと遅い感じで更新されることが多かった。まぁ、ワリとギリギリなタイミングで発注のハナシが回ってきていたんだけれど、それじゃぁ、こっちとしては困るのよな。

 発注する側はギリギリまで発注したくない。受注側は可能な限り早めに発注して欲しい。フリーランスはこの瀬戸際に立たされることも多いんじゃねぇかと。
 実際に本当にいい加減なトコは「後追い発注」なんていう禁断の奥義を持ち出して来たりするしな。ありえんだろう、と思いながらもいい額のハナシであればぐっと飲みこむしかないのかなぁ。
 でも、これコンプライアンスとしてはダメダメだし、NDAを考えるとマジでどうしようもないのでオッサンは後追い発注を請けないことにしているし、口頭でも請けないし、契約書+発注書がないと仕事をやらない。
 いや、当たり前のことを書いているんだけれど、これが当たり前になってきたのは、ここ15年ぐらいなんだよな。
 某大手SI案件で発注書が無いのに仕事をしてたりなんて(SI側の発注ミス)こともあったもの。月末を終えて翌月最初の稼働日にPCにログインできない人間が大量に出て、なんだこれは障害か、なんて大騒ぎになったけれど、原因は契約切れでIDが消されるなんてお粗末なハナシとか。しかも、ID再作成に1週間かかるとか。

 さすがにどうしようもなくて自宅待機になり漫画喫茶や映画館をハシゴしまくり束の間のニート気分を満喫した。この時の契約は確か後追いになったんじゃなかったかな。

 今じゃ考えられない。 

オッサンは暇じゃないのよ

 ありがたいことにオッサンは暇ではない。契約が切れればウチのプロジェクトに来て欲しいとお声がけを下さる方々はそれなりにいらっしゃるので、今のメイン案件が切れたとしても全く痛くはない。
 こういうバックボーンは今までやって来た仕事の成果が支えてくれる。コツコツと仕事をしてきた若いころのオッサンに感謝。そのころにやって来た信用の貯金で喰えてることを実感する。

 なので、契約が無くても別に困らないから、契約更新の催促とかもしない。発注するかしないかはお客さんの都合だから。

 このスタンスで仕事をしていると困るのは間に入ってくる案件斡旋会社なんだよなぁ。
 エンドは正直、いくらでも選べるの問題ないのだが、間に存在する案件斡旋会社とは仲良くしておかないといけなくて。日本国内に数多くあるようで持ってる案件は一緒、ってわけでもないんだわ、これが。

 一昔前のヒト売りSI村の中間マージン抜くだけの営業会社の状況を知っていればわかるんだけれど、彼らの持っている案件情報はSI村で発信される情報が一斉にまわるので、ドコの会社に行っても同じSI村にいるなら、全く同じ案件にアクセスできるのよな。そんなフザケタコトやってるから、喰えなくなっちゃってるんだけれど。

 ところが、最近のフリーランス向け案件斡旋会社は案件情報を共有することはまずないので、その斡旋会社でしか受けられない仕事ってのがたくさんある。(逆に案件などに独自性がないなら、その案件斡旋会社はSI村のヒト売り営業会社が母体)
 なので、幅広く案件を探したいなら大きめの案件斡旋会社にいくつか登録しておいた方が賢くて、1か所だけしか登録していないとか、マジでありえん状況なのでヒマを見て登録しておくといいだろう。

 オッサンもいくつか紹介することができるので、「完全リモートの仕事が出来るよさそうなトコ紹介して欲しい」ということであれば、TwitterにDMくれれば対応する。オッサンも紹介された人も案件が決まればAmazonの商品券を何万円分だか貰える。ただし、オッサンはTwitterをほぼ見ないのでレスポンスは遅い。

オッサンの出した条件

 実はオッサンの契約書には一般的なSES的なヒト売りには存在しない項目がいつか存在している。このあたりは弁護士を含めてしっかりと練った。
 オッサンは発注書貰うたびに、DIFFとって差分があればリーガルチェックを通してる。契約書と注文書って本当に大切よ。

 オッサンは、
 契約期間は4カ月である。(通常は1カ月とか3カ月とか)
 契約更新の連絡は契約終了2カ月前。(通常は1カ月前)
 契約更新の連絡が契約終了1カ月前となった場合、継続はしない。
 契約解除の通告は契約終了2カ月前。

 これが飲めない会社とは取引をしない、というコト。
 
 って書いてて気が付いた。
 契約終了2カ月前に契約更新のハナシをしないといけないから、5月
契約終了の場合は、3月には発注かけないといけないのな。

 だから、今、契約更新の打診がきてるんだな。
 俺の契約の問題じゃねぇか!

 てへぺろ。

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