精神疾患から半年

今年の春先に体調を崩して仕事ができなくなり、遂には精神疾患(双極性障害)で障害年金を受給するにまで至った。

問題の発生からおよそ半年が経った。

「ブログは歪な自己主張」というツイートをたまたま見かけて、散文的に経過を書こうと思った。書いてもいいと思った、というのが正確か。

まず体調についてだが、あまり良くなっている気はしない。一般に精神疾患とはどのくらいで良くなるものなのだろうか。

診断名も鬱→適応障害→双極性障害といくつか貰ったが、こういうものらしい。書類上は双極性障害だが、それぞれについて調べると併発している状態なのかなと思う。

医者にかかる前よりは体調は(低空飛行気味に)安定しているが、気力や情熱というものが一切わかず、ハッキリ言って面白みのない毎日を過ごしている。

集中して文章を読む/書くということができなくなり、仕事はもちろん、在学していた慶應大学通信課程の取り組みも満足にできなくなってしまった。結局大学の方は退学した。休学という選択肢もあったが、このまま続けても先が見えず心的に負担に感じたので思い切ってやめた。

自分の手のひらですくえたものたち(例えば仕事や時間など)が明確にこぼれ落ちていく様を見せられた最初の3ヶ月ほどはとにかく精神面にくるものがあった。

今は全てがどうでもいいというフェイズに入っている。障害年金を貰っている限り餓え死にはしないということが低空飛行でもある程度の安心感を持って生活を継続できる理由になっている。

変わったことの二つ目と言えば、人間関係だろう。友人の何人かからは関係を切られた。これについては無理もないと思っている。自分自身もその変化に気付いているし、精神疾患の人間と付き合うのは難しいだろうと理解できるからである。

一期一会の関係(例えばマッチングアプリ)などにも以前に増して興味がなくなった。
兎に角余裕がないので他人が煩わしく感じるのも大いにある。

もともと孤独に強いタイプなのか、さほど寂しさなどは感じていない。依然として仲の良い友人に助けられているおかげもある。(但し体調不良や精神のささくれ立ちなどで会う頻度は減った)

以前は毎週書店や映画鑑賞などにも行っていたが、今は2-3ヶ月にいっぺんのボーナスイベントのような形にはなった。

集中力がないので趣味だったゲームも読書もできなくなった。特にゲームは勝敗について無頓着無関心になり、勝っても負けても「へぇ。」という具合の反応しかできなくなってしまった。これは良くない。

加えて、些細なことで苛立ってしまうことも増えたので見ず知らずの他人と初めましてでゲームをするのにも僕が適さなくなってしまった。

そういうわけで、チマチマゲームのカードを集めるにとどめ、趣味関連のイベントには顔を出さなく(出せなく)なった。
思い切って自分の中で引退という区切りを設けて、回復したらまた遊ぼうという感じで距離をとっているのが現状である。

読書も似たようなもので、兎に角、読んだ内容が頭に入ってこない。数年前は月に50冊の小説を読みその大半をブログにするなどという極端な企画もその気になればできていたのだけど、今は全く本を読むことができない。文面が頭に入ってこないのだ。

但しこれは一切できないわけではなく、稀にできることもある。精神的な浮き沈みとは別に、なぜか入って来やすくなる日があるということが最近わかった(以前の1/3程度だ。読めないことはない、という感じ)

希死念慮は調子を崩した時に比べればまぁマシになったかなという感じだが、当然ゼロにはならないのでいいのか悪いのか。

現在の僕はこんな感じで、割としょうもなく生きている。

関わりを断たないでいてくれる全ての友人たちに感謝している。

来年まで生きたら何か変わるだろうか

2023/09/25 knowsagi

ここから先は

0字

knowsagiゆる日記

¥500 / 月 初月無料

散歩するように書きます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?