ゴール設定。そして未来を見せる逆算。
チコウです。
今回はパーソナルトレーナーの仕事でめちゃくちゃ苦手だった
カウンリングについての投稿です。
はじめに
元々サッカーチームでのトレーナーをしていて
私が提供するサービス(トレーニング)を購入してもらった事がなかったため、パーソナルトレーナーになって最初に当たった壁です。
ただ、この流れを意識して行った結果
入会率は上がり今年に入ってからは100%を保っています。
そんな私が意識していた事を今回はご紹介します!
*解剖学などの専門的要素は含まずお伝えします。
そこが読んでくださった皆様の色になると感じているからです。
現状把握(主観的要素)
まずはじめにここからですよね。
(アイスブレイクなどは除いて)
主観的要素とはお客様の目線です。
目的
経歴
目標
既往歴
この4点は必ず抑えましょう。
目的:「トレーニングをしようと思った目的はなんですか?」
私は率直に聞いちゃいます。
ここですぐに出てくる言葉は潜在意識のようなものです。
考える時間を与えない事が重要で、なんとなく来たと言う人も
潜在的に思っていることが出やすいと感じています。
2つ目の問いでは「なぜパーソナルにしようと思ったんですか?」
も聞きます。
ここでセルフでは解決できない事を悩みとして出してくれる事が多いので
後々、専門的な事をお伝えした時に納得して聞いてくれることが大半。
お客様のペースになりすぎないので、トレーナーとしての権威性のような
物も出しやすいです。
この人にカラダ預けていいな。
と思わせるための準備をしているイメージです。
経歴:「今までトレーニングなどを自身で行った事はありますか?」
過去の経験を聞きましょう。
トレーニングの経験やダイエットの経験などを聞くと、よりお客様の現状を
把握することができます。
特に過去の経験で失敗している人ほど、チャンスです。
・食事のみのダイエットなら、トレーニングの重要性を
・トレーニングならセルフで出来ずパーソナルのメリットを
お伝えしやすいです!!
*お客様の努力を否定するような会話は無しで、褒めファーストが大前提
目標:「理想の状態はありますか?」
ここでは目的をより具体的に、そして言語化していく。
この工程が非常に大切です。
最初に潜在意識で出させた言葉を、顕在化していきます。
ここで目標が明らかになってくるので、
「いつまでに」は絶対に聞いてください。
後ほど、無理な部分は修正していけるので、あくまでお客様のご要望です。
具体的な数値、イメージどちらも大切です。
数字で言えば「体重マイナス○kg」
イメージで言えば「〇〇が気になる」などです。
特にイメージは「例えば」を引き出せればもっと良いです!!
既往歴:「今まで何かケガをされたり、現状薬を飲んでいたりしますか?」
これはリスク管理です。
トレーニングが禁忌の場合もありますので、しっかりと聞いた上で
事故を未然に防ぎましょう。
これができるトレーナー=信用できるトレーナーです。
パーソナルトレーナーの敷居が低いと言わせず、
安心・安全の場を提供することを心がけていきましょう!
現状把握(客観的要素)
これはトレーナー側がお客様の状態を把握するために行うものです。
カウンセリングではなく、後のトレーニングの前に行ったりもしますので
そのタイミングでもOK!
目的によって、把握すべきものは変わってきますので、
私が見ていたものを例に挙げていきます。
1,姿勢
悩みや目的、目標がダイエットであろうが機能改善であろうが
姿勢は伝えやすく、時間をかけ過ぎずにみることが出来ます。
矢状面上の姿勢は必ず評価しましょう。
現代社会に生きるほとんどの皆様は不良姿勢であり、
自覚もあります。
姿勢が気になっているなどはありますか?と問いかけると
ほとんどの人が
「反り腰なんですよぉ」
「猫背なんですよぉ」
とおっしゃってくれます☺️
例えば、
猫背であれば
「後ろから見た時に、背中が広がって大きく見えます。」
「胸が後ろに押し込んだような状態なので、
バストは下向きに、横から見た時もお腹と胸のメリハリがなくなります。」
反り腰であれば
「お腹の筋肉は伸ばされたような状態になるので、働きにくく
お腹が出ます。」
「肋骨が開くので正面から見た時のくびれはなくなります」
「太ももの裏やお尻の筋肉がうまく働かず、太ももの前ばかり使うので
足が太く見えやすくなります」
など、ここは自分自身の色を出しながらお伝えしていきましょう!
呼吸なんかと絡めるとより深い説明ができ、
納得してもらいやすくなります。
ここのフェーズで1番意識したい点は
【小さなYES】をたくさん貰う事です。
要するに、「そうかも」「それそれ」
「めっちゃあてはまる!」
この辺りがお客様の口から出ていれば最高です。
2,数値(体重、筋肉量、脂肪量、脂肪率、内臓脂肪、基礎代謝etc…)
ここは説明点でもありますが、自覚させる事が目的です。
自分に向き合ってもらう時間と思いながらも、必要箇所は説明していきましょう。
特に筋肉量はトレーニングの重要性をお伝えする上では
使いやすい物です。
また、ここのポイントは先ほどの姿勢を絡めると
より良いです。
脂肪がつきやすい場所が偏る=気になる部位であり
不良姿勢が原因の1つとして絡んできます。
3,食事内容
ここもダイエットに関わらず、機能改善や健康増進でも
重要になってくるポイントです。
特にトレーニング3割・食事7割と言われるほど
食事は避けて通れないところなのでしっかりと聞いていきましょう。
4,動作分析
トレーニング前に必ず動作は見ておきましょう。
みるものは変わってきますが、ここもお悩みや理想の状態
姿勢などにつなげて説明しやすいのでしっかりと見てください。
他にも色々ありますが、私が新規対応をするときは必ずここは見ていました!
ゴール設定:未来を見せる。
主観的要素・客観的要素で現状を把握した後、
改善策を講じていきましょう。
正直に言いますとこれが1番重要。
ここはトレーナーの色が出せるフェーズです。
ポイントはこの3つ
理想の状態にするために必要なことを伝える
今トレーニングをしないとどうなっているかを伝える
目標までの期間を大体で伝える
良い未来を見せる
・理想の状態にするために必要な事を伝える
これは最初に現状を把握した上で、理想の状態とのギャップを伝えましょう!
そしてそのギャップを埋めるために必要なことがなんなのか。
具体的に伝えていきます。
例えば、トレーニングでも
どのようなトレーニングが必要なのか?
「姿勢や数字、生活習慣などからみるに、あなたは〇〇のような
トレーニングをしていくべきです。」
こんな感じです。
もちろん1つではないと思いますので枕詞で
「いくつかある中で特にこれ」を添えましょう。
悪い未来は何?
今トレーニングをしないとどうなっているかを伝える
良い未来を見せた後、もしくはその前にじゃあやらないとどうなる?
ここもお伝えして良いと思います。
これも現状を把握した上で、トレーニングや食事を管理しないとどうなるか
をお伝えしていきます。
例えば、
今の悩みに身体の不調を訴えていなくても、
「お客様のこのような姿勢、筋肉量なら将来的に肩こりや腰痛などが
あらわれてきます。そうならないいめにもトレーニングはするべきです。」
などをお伝えします。
これは人は心理的に、損失回避の法則が働くため
今トレーニングをしないと「損」すると思ってもらえるのではないでしょうか。
今トレーニングをしないといけない理由をお伝えすることが肝です。
カウンセリングではこの流れがおすすめです。
カウンリング=見立てのすり合わせです。
実際にこの後、体験のトレーニングに入る前に
何をしていくかをトレーナーが計画するためのフェーズ。
そして、お客様自身も何をしたら良いのかを確認できる時間。
これこそがパーソナルトレーニングを選んでもらえる一番の理由です。
実際、パーソナルトレーニングでなくても
調べれば色々出てくるのが今の時代。
YouTube、インスタグラムなどいろんな情報はあるものの
その内容が全員に必要と当てはまる可能性は限りなく低いです。
だからパーソナル。
そう思っていただけるような時間にしていきましょう。
トレーニング一つ一つに深みを出し、お客様の可能性を広げるためにも
カウンセリングは極めて見てください!!
今回は以上になります。
もしこの投稿が良いと思った方は
「スキ」「フォロー」お待ちしております☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?