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元年収1,000万円孤独身アラサー。適応障害でキャリアが途絶える

はじめまして。

といっても、誰もこのブログは見ていないと思うのだけれど、いつか見てくれる誰かに向けて挨拶をしておきます。

私は、都内に住んでいる28歳、アラサーの男性です

今のところ、誰かを明かすつもりは特にありませんが、もし私を呼びかけたい人がいた時のために、ニックネームは「Y君」としておきます。コメントなどで呼びたい人がいれば使ってください。


まず私の話

地方の出身の私は、昔から東京に憧れがあり、大学入学を期に関東(≠東京)に出てきて、卒業前後に東京に引越し。

そのあとずっと今まで約6,7年ほど都内で仕事をしてきました。ざっくりと、仕事はIT系とだけ一旦ここでは明かしておきます。


昔から上昇志向がやたらと強い少年でした。

決して意識は高いわけではないのですが、目的思考が強すぎる傾向にある私は、周りから見ると変な人に見られることが多く、誤解されたり人から少し嫌われたりしながらここまできた人生だなと思っております。

かねてから普通になりたいと思っていたのですが、もうこの年まで来るとある程度の諦念にも似た感情があります。

この個性をどうやって調理するかを考えていかないといけない時期に来ているなと日々感じています。


また、上昇志向の高さゆえに、向こうみずな傾向にあり、その結果、時折人を結果的に裏切ってしまうような結末を迎えることも多くありました。

まあ人によっては私のことをよく思わない人もいるだろうし、逆に過剰に好かれる時もある、という摩訶不思議な人生を生きております。

恥ずかしい人生を生きている気は結構してますが、それも仕方ない

人生を見つめ直すきっかけは突然に

端的に、私は直近でメンタルを崩しました

鬱とかではありませんが、いわゆる適応障害というやつです。

仕事の面で、いくつかのストレスが重なったことによって体調不良が出てきて、私の場合は自律神経系の異常が結構辛く、結果的に休職を取る、という運びになったのでした。

ある一定程度、責任ある立場を持っていたため、正直自分のことよりも周りに申し訳ない気持ちでいっぱいでした、当時は。


適応障害の原因があるように思う人もいるかもですが、私の場合、トリガーとなった事象はあれど、その事象だけが症状を引き起こしたとは言えず、総合的に仕事でのストレスが一定量を継続的に超えてしまって、あるトリガーにより溢れてしまった、という感じでした。

トリガーを引いてしまった人は申し訳ない気持ちを感じてくれていたみたいですが、むしろ私が申し訳なく思うくらいです。

それが全てではないからね。


私自身はメンバーの対応をしたこともあったため、セルフケアが最後の方まで一応はできて、自身の判断で病院に行き、医師の判断を仰ぐことができました。

皆さんの周りに適応障害になる方がどれくらいいるかはわかりませんが、無理をしている本人は自身の状況に気付けないことの方が多いので、周りから声をかけてあげるのがとても大事です。


現在の私は、仕事から完全に離れていることもあり、とても心身ともに元気に過ごせてきていて、物事に対する関心やモチベーション、興味もかなり戻ってきているように感じます。

まだ寛解したとは言えませんが、戻っていく体調や精神状態の中で、「何が自分に合わなかったんだろうか」と考える機会が増え、人生を考えるに至る、という感じでした。

人生に楽しみはあったのか

私は何のために今、このキャリアを進めていたのだろうか

とまず最初に自分に問いかけました。


私は10代の頃から起業家思考で、「自分で考えたアイデアを世の中に問うてみたい」と思う気持ちが強く、そのために今までの仕事やキャリアに全力で時間を投下してきました

結果的に、文章にすると強そうに見えますが、私はプログラミングも、英語も、データ分析も、営業も、会計も、採用も、人並み程度にはできるようになっていますし、一定程度の哲学も持ち合わせています。


が、結果的に到達したのは単なるスキルコレクターというか、ある意味では器用貧乏である意味では替えの効きにくい人材、という感じでした。

時折、私のようになりたいといってくれる人もいますが、正直おすすめはしません


それぞれのスキルを獲得するために、かなり多くの時間を投下する必要があるのにも関わらず、結局他人から見ると訳のわからない人物になってしまうからです。

結果的に、私の場合はプライベートの時間は今までの20代でほぼなかったと記憶しています。そういう人生が好きならいいですが、万人にはきっとウケないでしょう。

「自分にはできない」と考えるのが自然で、「やる必要もない」と考えるのが一般的な考え方です。


でも私にとっては必要だったのも事実。

自分でやってみたいけど、他人をあまり信用できない私は、結局自分で能力をある程度持ち合わせて、初期の立ち上げを一人でできるようになるしか他になく、そのための準備に時間を費やしていたと言わざるを得ません

誰かを尊重して、誰かに預ける、ということがもっとできたなら、もっと幸せになれたのかもしれないとさえ思います。

学生時代からずっとソロプレイヤーの私は、本当に周りとワイワイするのが苦手で、群れるのは避けて生きてきました。そういう気質なのかもしれませんが、もう少しこうできたのではないかと思うことは正直あります。


結果的に、私は学生時代含めて20代で遊んだ記憶がほとんどありません。

楽しかったことと言えば仕事で成果をたくさん出せた時とか、自分が解けなくて困っていた問題が解けた時とか、ずーっと思い出すと受験勉強の延長線上にいるような感じがしています。

だから自分の中に自由度がきっと少ないし、相手を尊重できないのかもと思っています。

どうせキャリアが中断するなら大胆に

しかし、私はキャリアを中断せざるを得なくなりました

精神の問題は見えないし時間がかかるし、周りの理解を得にくいものですが、多かれ少なかれ、私のキャリアは中断してしまうことに変わりありません。

今後は、自分の特性も理解して、働き方を調整していく必要もあります。


私は、現在の仕事を離れて、また一人になることを決断しています

今一人になって不安はないのか?と言われると別にありません。

一人で生きていても不安があまりない、というのは私の強みかもしれません。もちろん、病気になったらどうしよう、などはありますが、その時は流れに身を任せるしかないですしね。


でも、「ただキャリアが中断されてしまうのは、全く面白くない」とも思っています。

せっかくキャリアの中断が起きるなら、中途半端にせず、この際、大胆に中断してしまう方が良いだろうと思うのです。

単に休んだだけでは全く面白くない、それだと負けた感じがして嫌だ。それが私の内心です。

この負けたままの感情があると、誰かのせいにきっとしてしまうし、後ろ向きな気持ちのままだし、ネガティブでブルーな気持ちが続いてしまう。そんなのは絶対嫌だ、と思うのです。


だから、私は人生を見直すための時間を取ることにしました

具体的には、回復したらしばらくして海外に渡航して、しばらく日本以外で過ごそうと思います。

あいにく、そんなにお金の蓄えはありませんでしたので、固定費を抑えて、しばらくはフリーランスで仕事をいただきながら、お金を貯めてから、自分自身の価値観をちゃんとぶっ壊しに行ける場所に行こうと思います。

この方がずっと素直に、昔の気持ちを思い出しながら仕事ができるんじゃないかと期待しています。

遊びはそんなに正直興味がないので、日本以外の場所で仕事をしながら、人とのつながりを楽しみつつ、自分が本当にしたかったことを見直す時間にしようと思っています。


計画では、だいたい1年後からこのトライを実行していこうと思っています。

その間は、現在の環境の整理、お金の調達、家族やペットの調整、など本当にいろんな準備がありますが、順番に一つずつやっていきます。

自分がやりたかったことの一つに、留学が確かにありましたし、日本にこのままずっといて、私自身が開放的な気持ちに戻るビジョンもそこまで見えなかった。

だったら、一度しかない人生、大きく失敗できる選択を早めにたくさんとった方が面白いじゃないかと。

人生を見直そうと思ったことは過去にもあったけど

私は本当の意味で見直していなかったと思います。

今となってはそう思う。

方向修正をしたことはあったけれど、向かう道自体を変えたことはきっとなかった。多分、その勇気もなかったし、それに必要な失敗もしてなかったんだろうと思います。


精神的に参ってしまった、というのはよくも悪くもインパクトの大きなイベントです。

自分の実力や気質の限界がきている、と考えるのが自然でしょうし、自分のできる形を見極めるタイミングになります。

私も経験者ですからわかりますが、ポジティブに考えましょう、とは正直言えません。ネガティブに考えてしまうものです。そういう時は特に。


だから、私はもし似たような状況になった人がいたら、

ポジティブになる必要はないから、ネガティブなまま面白いと思えることに向かって進んでしまったらいいんじゃないか?

と伝えたいと思います。


ある事象にネガティブで、負けた気持ちを持っていていいです。それが事実だし、あなたが感じていることなのだから。


だけど、好きなことに向かう気持ちまで無くさないようにしてみてください

私の場合は、もともとの「自分で考えたアイデアを世の中に問うてみたい」と思う気持ちは今も変わりません。

さらに、数値見ながら分野問わず改善するのが得意なのも変わりません。それは自分の気質であって、使い方次第なのだから、問題が発生した場面を避けながら自分のやりたい方向に進んでいける道を探すのがきっといいはずです。


正直、私にも答えはありません。

だけれど、難しく考えて動けなくなるのはもうやめにしようと思います。どうせ難しく考えてしまうし、まずは何とかなるやろ、と考えることから始められるように、意識できるように環境を変えます。

相手に期待ができない環境で、自分とは違う環境で、自分の価値観をちゃんとぶっ壊せるようにやって見ようと思います

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