社畜🧟→フリーランス🎈の1年6ヶ月

2021年1月から、フリーランスのコピーライターとして活動しています。7月より会社員にまた戻るのですが、備忘録を記してみようかなと。
先に書いておくと、フリーランスを経験したのは本当に良かったと思っています。

①ことの経緯

そもそもは会社好き人間

冒頭に書いたように、私はポジティブな意味での「社畜」タイプでした。
自分で自覚しているように、三流のコピーライターです。そんな私のことを認めて、常に仕事を振ってくれる人がいる。それだけでも会社って有難い存在ですよね。あと、チームや上司に恵まれてるなと常々思っていました。謙遜ではなく、本当に日々勉強させてもらっているなと。
じゃあフリーにならなくて良いじゃん！って思いますよね。同感です。

会社のプログラムでフリーに

実は自分で言い出したのではなく、コロナ禍で会社が新たに「フリーランス業務委託」制度を設けました。簡単に言うと、

仕事、一定の月額報酬、準備金という名の退職金を払うから個人事業主としてやってみない？

って感じのプログラムですね。
当時私は35歳。会社としては、もう少し年齢上のキャリアの方をメインに考えていたみたいですが、制度としては私も応募可能でした。
社畜として会社や環境に対して大きな不満を持っていなかった一方で、三流の自分に対して色々悩むことがありました。
このまま歳をとって良いのだろうか。
何かを変える良いきっかけかもしれない。
そして、シンプルにその想いだけで、
何の計画も無くフリーランスの道を選びました。
でもまぁ、前職の仕事はそのままで、オフィスも、PCも継続で使用可能。退職金も出る。
謂わば、“保護者付きのフリーランス”みたいな感じでした。前職の上司やマネジメントの方も、困らないように助けてくれましたし。マジで良い人に恵まれて感謝です。

②ゆるふわフリーランス稼業

最初の半年はマジでふわふわ

Ghost of Tsushima

無計画に飛び出したので、最初半年はこれといった仕事はしてませんでした。
前職の案件は引き続きあったのと、いくつか新規競合ピッチ案件（いわゆるコンペ）に参加しましたが実現せず。フリーランスではあるものの、ほぼニートでしたね。積みゲーになっていた『Ghost of Tsushima』もクリアしました。
まぁ今までよく働いたし、休養を取るのは大切じゃないですか。

夏頃からお仕事が少しずつ

アサシン クリード ヴァルハラ

うぉぉぉ！！！
続いて積みゲーになっていた『アサシン クリード ヴァルハラ』をプレイするも飽き始めた夏頃から、徐々に変わってきました。

特に新規営業とかは行ってなかったものの、前職や、前々職、これまで発注していた制作会社の方々が、お仕事を誘って下さったり、周りにニートのコピーライターがいるよって紹介して下さったり。
フリーの仕事での納品物がようやっと発生するようになりました。

少し話が脱線するのですが。
私はこの時点で、過去2回転職を経験していました。転職って職場や同僚との別れってイメージがありますが、実はそんなことないんですよね。
むしろ、新しい仲間を探す旅だと思うんですよ。
なのでこれまで転職を通じて知り合うことができた人が多かった分、ネットワークも自ずと拡げられたのかなと思っています。

転職とは、“新しい仲間を探す旅”。

もう一回言ってみました。
なんかちょっと良いコピーじゃないですか？笑

秋冬でちょっとパンクする

ぐったりワンコ

いや、早っ！
って我ながら思います…。夏頃から仕事が実り始めたばかりなのに。
これまで組織やチームに守られながら仕事してたんだな、ってことを早くも実感します。
具体的に言うと…、
代理店として仕事していた際は、営業、ストプラ、CD、AD、CWなどでワンチームでした。どんな案件も凡そこの最小単位で動きます。

（各略称の補足）
◆ストプラ＝ストラテジックプランナー、戦略を練る人。頭いい。
◆CD＝クリエイティブディレクター、クリエイティブ全体の責任者。偉い。
◆AD＝アートディレクター、ビジュアルの責任者。コピーライターの相棒。
◆CW＝コピーライター、言葉の責任者。

しかし、個人案件では予算規模の都合から、この最小単位のスタッフも居ないものが多くありました。私がCDだったり、ストプラの真似事をすることも。
（役不足な部分も承知の上で仕事を依頼して下さった皆様、ありがとうございました！）
経験値を高めるためにとても良いチャレンジをしつつ、不得手な領域も任せて頂いたことで、若干自分のキャパシティを超えていたことは否めない時期でした。

この点に関しては、多くの反省点と、今後の良い勉強となりましたね。

一年経って春がくる

秋冬の経験から、年明けからあえて大きめの仕事をセーブするようになりました。
一方で、スタッフィングであったり、自身の範疇が明確な仕事は少額でも受けるようにしていました。

①100万貰えるけど3ヶ月かかる仕事
②20万だけど1ヶ月で終わる仕事

だったら後者を選んで受ける感じでしょうか。
単純化するために金額と期間で書きましたが、①の②では作業範囲もまた異なることがしばしば。
②の方が同時進行できる量も多い感覚でした。
僕が三流たる所以もこーゆーところにあるのかなぁ、とか思ってしまったり。

そして、これらのことを通して改めて痛感することがありました。

組織にいた方が、自分は大きいことができるタイプだ。

③社畜に戻ってみようかな

11月〜4月で次の道を探す

案外おすすめのLinikedin

組織に戻ることを考え始めた、昨年冬。
いきなり何処かに入社というよりは、情報収集目的に転職サービスを見るようになりました。

転職に関するエトセトラは、別のnoteに書いているのでそちらをご覧頂ければ幸いです。

これから転職を考えられている方のために、下記転職サービスを使った感想をおいておきます。

（登録したものと感想）
◆ビズリーチ　★★★★
大企業の人事からの直接スカウトが思った以上に多かったです。繋がったエージェントも優秀で、熱心な方が多かったです。まさにプロ！って感じ。
※ただし「プラチナスカウト」で届いたものに限る？

◆doda  ★★★
案件数はめちゃくちゃ多いのですが、エージェントさんの質がバラバラ…。あと的外れな紹介求人も多かったです。なんかサラリーマン的感覚でエージェントやってるんだろうな、って印象です。
いや、サラリーマンなんでしょうけど。
なのに★3なのは、dodaさんで次の内定先を見つけたんで、その分★プラス1しました。

◆リクルートエージェント　★
CMでは、ビズリーチと同様のシステムを謳っているのですが、エージェントさんの質が全然違いました。コピーライターだってキャリアシート見れば分かるのに、UIUXデザイナーとか、webディレクターとかばかり紹介されてゲンナリ。
もちろん幅広で送って下さるのは分かるのですが、私の登録情報をちゃんと見てないなって印象です。

◆linkedIn ★★★
案外使えるのが、このリンクドインさんです。
海外企業がが多く使われている印象。
外資系代理店や、某SNS企業の人事の方から直接メッセージをたくさん頂きました。
外資も視野に入れてる方は、使ってみる価値があると思います。再び代理店に戻りたくなったら、まず利用しますね。

④反省点をもってまとめとする

次にフリーランスになるときは

ワンピースはここら辺までは読んでた

フリーになるときに多くの方は、“仕事が来るか”どうかが悩まれる点として挙げると思います。
ただし、私が経験してみて分かったことは違いました。

◆ある程度のキャリア
◆ある程度のスキル
◆ある程度のネットワーク

があれば仕事は頂くことができる。
私に足りなかったのは、

仕事がきたときに頼れる仲間

が圧倒的に少なかったことです。
もちろん、お仕事を相談できる相手はいます。でも金額感だったり、分野領域、業務形態によって求められるものが違います。
各案件において、それらを鑑みてスタッフィングするためのネットワークが私には足りませんでした。
なので、今後またフリーランスや会社を作ろうとなったら、まず人財をある程度確保することを最初に考えるでしょう。

以上、想定していたよりも長くなったので、締めたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。