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滝に打たれてみたい

「あなたの夢叶えますプロジェクト」と題して、J-Workoutのトレーニングジムに通う、脊髄損傷の方々の「やりたい!」を一緒に叶えよう。という企画を行いました。
第1弾は(ちょっっと昔になりますが)

”滝行がしたい!”

です。
転倒、交通事故、高所からの落下やスポーツ中の事故により、脊髄を損傷すると、損傷した部位から下の身体に麻痺が残ってしまう場合があります。
首の「頸髄」を損傷すると、首から下の手や脚、体幹に麻痺が残ります。
体幹部の「胸髄」を損傷すると、手は変わりなく自由に動かせますが、体幹や脚に麻痺が残ります。
腰の辺りにある「腰髄」を損傷すると、脚に麻痺が残ります。
さらに麻痺の程度は人それぞれで、温痛覚などの感覚がなくなったり、手足が全く動かなくなる場合もありますし、痺れは残るがある程度動かせる方もいらっしゃいます。しかし、麻痺が残ってしまうことで日常的に車いすを使って生活する方も多くいらっしゃいます。

今回、「滝行がしたい!」Aさんは、下肢に感覚・運動麻痺は残っているものの、少しの移動なら片杖を使って、歩くことができるようになりました。
室内のような平らな歩きやすい場所は、日常的に一人で移動できますが、階段や野外、足元が不安定な砂利道などはまだまだご自身も不安があり難しい状態でした。

Aさんの日頃のトレーニングの状態なら、行けるだろう!とスタッフも滝行なんてしたことないし、一度はやってみたいよね♡と、いろいろリサーチをした結果、東京都内からかなりお近くの埼玉県の和光市にある大本山神瀧山清龍寺不動院に決定しました。

さて、当日
東京都内から車で1時間ちょっと。
滝行専用の衣に着替え、説明を聞きます。
滝行に使われるお水は、秩父山脈の湧き水を運んできているとのこと。
砂利道を歩き、
階段を下り、
水の中を歩き、
とうとうついに、念願の滝の下にたどり着きました。

滝行中、杖はなしで、左右にバランスを崩したときのためにトレーナーがスタンバイ。

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想像以上に冷たい水。
見た目以上に強い水圧。
周りの声も唱えている声も滝の音で打ち消される。

一喝が聞こえ、終了。

何か、心と身体がすっきりしたような。

Aさんも念願の滝行ができて非常に喜んでくれました。スタッフも便乗させて貴重なレアな経験をさせていただきました。嬉しい限りです。ありがとうございました。

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J-Workoutでは、再歩行に向けた日々のトレーニングのサポートはもちろん。そんな脊髄損傷の方々の自分だけじゃ無理だけど、、、という「やりたい!」を叶えるプロジェクトも不定期で、突発的に、いつでも行っております。クライアント様はぜひ、トレーナーたちにご相談ください♡

11月28日、29日に開催される、
脊髄損傷の方々による「KNOW NO LIMIT2020」歩行披露イベント
も、その一つ。
医師から「一生歩くことは不可能だ」と宣告されても、「もう一度、歩きたい。」という夢を実現させるために日々トレーニングに励んでいる脊髄損傷の方々の変化を発表する場。まだまだ夢の途中だけど、一歩ずつ一歩ずつ変化している姿を応援してください。
今年は、初のオンラインで開催です。
YouTube Liveで生配信します。詳細は、こちらから!ぜひご予定確保しておいてください♡


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