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「会社員は副業しないと自由になれない」だからひとつでも多く収入を得るポケットを作ろう!

#最初に

今の時代、副業や起業をしないと中々ラクな暮らしは出来ませんよね。せめて本業の収入にプラスしてあと5万円あれば、10万円あればと言う方は少なくないと思います。

しかしなにもしなければその5万円、10万円というお金は生まれません。
お金を得る「手段」と「行動」。そのふたつが揃わなければ決して変われないです。

「手段」を得て。
「行動」を起こす。

まずはここでお金を生む「手段」を得て、自ら「行動」に移す。それを実践しなければいけません。
知識を得て終わりにしては意味がありません。得た知識を使いすぐに行動に移す。そしてそれを繰り返す。そうしていく事で周りと差がつき自分で自立する力を手に入れる事が出来ます。
その為に安定性を高め地盤を固める堅実な方法のひとつが投資信託です。ここではその投資信託の大切な知識をまとめましたのでひとつひとつ読み進め、そこで得た知識をすぐに実践する事を心がけましょう。

投資は全てが投資した人自身の自己責任になるので知識をしっかり身に付けて堅実に取り組みましょう。


#投資心得

投資に重要な事からお話します。投資に重要なのは商品を見極める事。投資をするにあたって利益を得るか損失を出すかは見極め次第です。
大事なのは自分がよく分かっていないものには投資をしないという事です。投資はあくまでも全てが自己責任になってしまいます。その為、得た知識に対して良い情報なのか悪い情報なのかというのは自分で選別する必要があります。

初心者の方がネットなどで投資信託の事を調べるとネット広告に色々なセミナーの情報が出てきます。
各所で行われるセミナーなどに行くと、投資信託の事を初心者向けに教えてくれますがそれはあくまでも初心者向けの説明になっています。その説明だけを聞き入れてしまうのはとても危険です。
良くあるのは表面的な良い話しだけ話されて肝心な注意点や知らないといけない問題点、押さえるべきポイントなどをきちんと説明されていないケースです。
煩雑に話をされたり難しい言い回しで話が進み理解しきれないまま終わってしまうと言うのが良くあるケースです。
そんな説明だけでは、潜在的なリスク、実質的なコスト、効率的な運用方法などを踏まえてどれくらいまで投資したらいいのかが分かりません。
始める前にしっかりと理解を深めてください。
セミナーに出るのであれば分からない事があればしっかり踏み込んで聞き、理解する事を念頭に置きましょう。

そしてこの本ではそういった覚えるべき点をしっかりと押さえてご説明していきます。
投資信託の中には聞き慣れない言葉も多いと思うので分からなくなった時に見返せる内容になっています。
まずは投資信託の用語や仕組みの理解を深めましょう。


 
#投信の仕組み

まずは投資信託の仕組みから理解をしていきましょう。

投資信託の仕組みとしては、①販売会社②運用会社(信託投資会社)③受託会社(信託銀行)の3つの会社で成り立っています。

「販売会社」とは主に銀行や証券会社などのことで、投資家に投資信託を販売する会社の事です。
販売会社の最も重要な役目は、投資家へ投資信託の販売や換金、分配金の支払いを行うことです。

細かくいうと「投資信託の受付窓口」のようになっています。投資家からの相談や質問に対する応答だけでなく口座の管理から運用情報の提供まで幅広くおこなっています。

投資家と運用会社の間に入り仲介的な役割を果たしています。

申込金や購入した株式、債券は販売会社ではなく受託会社がまとめて管理しています。
そのため仮に販売会社が破綻したとしても投資家に損失が及ぶ心配はありません。

「運用会社または委託会社(信託投資会社)」とは投資信託を作り、運用の指示をする会社の事です。運用会社という名前ですが、実際の運用を行う訳ではありません。
運用会社から信託銀行へ指示を出し実際の運用を信託銀行が行う事で分かれて管理が出来るのでより安全に投資家の資産を運用する事が出来るようになっています。


「受託会社または受託銀行(信託銀行)」とは投資家から資金を集め、まとめて管理して運用する会社の事です。運用会社または委託会社(信託投資会社)からの指示を受けてそれに従い運用をします。


運用会社と役割を分担する事によって破綻によって投資家へ損失を与えないよう保護する働きもしています。

投資信託は複雑な仕組みによって構成されているように見えますが、販売は販売会社、運用は運用会社、管理は受託会社などとそれぞれの用途に合わせた業務を行うプロ達によって業務を切り分けされているのです。


#ファンドって

ファンドとは「投資ファンド」の事で一般的には投資信託そのものの事を指します。
投資ファンドは、多数の投資家から資金を集めて投資を行い、そこから生まれたリターンを分配するという仕組みで動いています。一般的には投資信託そのものとして認識されていますが、投資事業組合を指して使われる事もあります。

 それぞれのファンドは、投資家からお金を集めて株式や不動産、債券、ゴールドなどの金融商品に投資をして、資金の運用をしています。  

運用の結果は毎日計算して発表されます。
その時に出る時価がそのファンドの価額です。価額については後に説明を入れてあります。

そしてファンド自体は日本国内で購入出来るものだけでも、五千本以上あるともいわれています。


#分配金って

分配金とは、決算日ごとの運用で得た利益の一部または全部を投資家へ分配されるお金です。
ファンドによって分配金のあるファンドと無いファンドがありそれぞれメリット・デメリットがあります。

まずは分配金のあるタイプの説明をしますが分配金のあるタイプの中にも大きく大きく分けて3つのタイプがあります。
●分配金を定額型で出すファンド
このタイプのファンドは運用成績によって変動することなく基本的に毎回同じ率で分配金を出します。
●分配金を運用結果で全額出すファンド
このタイプのファンドは運用成績が良い時は分配金が多くなりますが、悪い時は減少します。現状が高い分配金を出しているからと言って次回以降も高い分配金が出るとは限りません。
 ●分配金を基本は定額型で出し年に数回売却益から分配金を出すファンド
ひとつめに出てきた定額型で分配するファンドに似ていますが決算日ごとに運用成績が良い場合はボーナスのように分配金が別口で貰える事のあるタイプです。
3つの点を踏まえて、「定額で貰えた上にボーナスで貰えるならそれがいいな」「分配金で利益を貰えるなら分配金無しにする人いるの?」「基本は儲かる事しかないんだな」などと思う方もいらっしゃいますが、これだけ判断をするのは少し早いです。

例えば分配金が無いタイプにはそちらのメリットがあります。
・分配金ありのタイプと違い元本が痩せ細りにくい。
・分配金を出さない分、利益を次の投資に充てられる。
・次の投資に当てるので複利的に利益が増える。
・解約等の際にまとめて貰えるので額が大きくなる。

そう言ったそれぞれのメリット・デメリットを理解して運用していかないと効率的に利益を出せなかったり、実質的な損に気付かない可能性もあります。
理解を深めて自分にあったスタイルを見い出し取り組みましょう。


実はそれでも投資信託には理解せずに取り組んでいる方の数がかなり多く過去のデータでも分配金を定額型で出すタイプファンドへ投資する投資家が圧倒的多数であった時期がありました。もちろん本質を理解してそのタイプを選ぶ人も居るとは思いますが、そうでない人が多数いたのも事実です。
本質を理解して運用している人ばかりなら定額型ばかりに偏るはずは無いからです。その中にはもちろん損した人も含まれています。しっかりと何故そのタイプにしたいのか理由が明確になってからタイプを選びましょう。


#利用する口座の違いは

投資信託は取引を行う為に口座の開設が必要になってきます。
口座の開設は金融機関にて行いますが口座には一般口座や特定口座と種類があります。

●一般口座
一般口座とは年間で行なった取引の損益計算を個人投資家自身が行い、投資家自身で確定申告を行う必要のあるタイプです。

●特定口座
  特定口座には源泉徴収ありのタイプと源泉徴収なしのタイプがあります。
源泉徴収ありのタイプで言うと年間で行なった取引の損益計算は口座を開設した金融機関が行なってくれます。税金の支払いは金融機関が行ない源泉徴収をしてくれて終了です。源泉徴収なしのタイプは年間で行なった取引の損益計算までは金融機関がしてくれます。しかし確定申告は投資家ご自身で行なわなければなりません。その為、確定申告の手間を軽減するために申告の為の書類は金融機関が作成してくれます。取引先の金融機関が一社だけの場合や他社の口座と損益を合算して計算する必要が無い場合は源泉徴収ありのタイプが便利です。源泉徴収ありのタイプを選んだ場合には投資家ご自身は納税まわりの業務において実質何もすることがありません。特に特殊な事が無い場合は確定申告をする必要もありません。年間で行なった取引の損益によっては、多く払いすぎてしまった税金分が自動的に戻ってきます。



#NISA口座とは

株や投資信託を行う際に一定額の投資までは非課税になる制度があり、その制度は少額投資非課税制度、通称NISAと呼ばれます。
通常は、運用した利益に対して20.315%の税金がかかるので通常付加される税金と比べるとかなりの節税になります。
しかし仮に大きな額を数口で取引していた際にNISA口座で損失を出してしまうと、他の取引で利益が出ている分と合わせて税金の額を減らせる損益通算という制度が使えないので他の口座でも取引を行う際には気を付けましょう。
ちなみに余談ですがNISAの名称の由来はイギリスのISA(アイサ)からきています。
元々は日本のアイサや日本版アイサなどと呼ばれていました。
日本版と分けられていた理由としてはイギリスで長らく利用されているISA(アイサ)は個人貯蓄口座の事であり日本で利用しようとしている目的とは少し違ったのです。
目的としては10年程前に金融庁がお金は貯蓄するのではなく投資へ向けましょうという働きを促す為に立ち上げました。

実用的に利用され始めたのは約5年程前ですが当初は1人あたりの非課税額は100万円でしたが今では1人あたりにつき毎年120万円(最大5年間で600万円)までが非課税の対象になるので投資への取り組みやすさが加速しました。
もちろん株式や投資信託での値上がり益・配当金・普通分配金などの利益がすべて枠内であれば非課税になります。

しかし注意しなくてはならない点があります。120万円の枠を使えるのは一度きりです。1度使うと再び利用する事が出来ません。知らずに売却などをしてしまうと気が付いたら枠を失ってるなんて事にもなりかねないので注意しましょう。

(本書で説明しているNISAの概要は2019年8月現在の情報ですので今後変更する可能性があるので注意しましょう)
 
#ファンド選び

口座の開設等が終わりましたら次はファンド選びです。それぞれのファンドの今後の動向の方針を見る投資信託説明書(目論見書)と言われるものがあります。
販売会社や運用会社のホームページなどで見れますのでファンドを選定するには必ず投資信託説明書に目を通すようにしてください。   投資信託説明書にはそのファンドが抱えるリスクや投資の対象物、コスト、運用の方針などの情報が詳しく記載されています。

記載されている内容は「投資先がなにか」「直近までの運用実績はどうか」「手数料の料率はどうか」など、ファンドを選定するのに必要になる点がくわしく記載されています。そういった内容を確認し、自身でいいものを選定出来る目を身に付けましょう。
時には金融機関からファンドを勧められる事もあります。しかし「金融機関に勧められる程のファンドだから安心だろう」などと思い、考え無しに購入してしまうのはかなり安易です。それで失敗する事もありますし、もし失敗しても金融機関は助けてはくれません。あくまでも投資は自己責任で行うものです。そこだけはしっかり自覚を持って取り組みましょう。

それからもうひとつ注意すべきは投資信託説明書に書かれていることは、あくまでも目論見です。その時の市場の流れもあれば投資物の価値変動もあります。必ずしも目論見通りになるとは限らないと言うことは頭に置いておきましょう。


#運用報告書

先程、ファンドの今後の方針を見る投資信託説明書の説明をしましたが、実際にファンドを見極める際には過去の運用実績もとても大事になってきます。そこで過去の運用実績を確認する為には運用報告書というものがありす。
運用報告書とは、一定期間中にファンドマネジャーが個人投資家から集めたお金をどのように運用し、どれだけ利益を出し、どれだけ費用がかかったのか、そして今後どのように運用していくかをお知らせする報告書です。
そしてその運用報告書は原則、決算日に毎回作成されて投資家たちへ交付されます。
そして報告書が交付された際に目を通すべきポイントは、「直近の運用結果」「今後の運用方針」「投資状況の把握」「今回どれくらいの費用がかかったのか」などです。
過去の運用、今後の運用を把握しそのファンドへ投資するべきかどうかの判断が重要です。希望的観測ではなく、出来る限り根拠を立ててから投資しましょう。


#基準価額

投資信託の値段には呼び方があり、それを価額(基準価額)と呼びます。株式で言うところの株価(平均株価)のようなものです。
1口または1万口当たりの値段を指します。

それぞれのファンドが保有する投資物の時価評価の総額に利息や配当金などの収入を加えて、そこから運用コストを差し引いた金額を総口数で割って割り出しています。
基本的ほとんどのファンドの基準価額は最初は1万口1万円で設定され、その後の運用結果により変動するので数百円で購入出来るものもあります。

最初の額から変動するのでそれなら1万円を超えているファンドのほうが狙い目なんじゃないかと思うビギナーは多いですがそうとは限りません。
というのは同じように1万円でスタートしていたとしてもファンドによって良い状況でスタートしているファンドもあれば悪い状況でスタートしているファンドもあるのです。
元々状況の悪い状況でスタートしているファンドの場合、少し状況が改善されただけでも元の1万円を簡単に超えてしまうファンドもあります。そのため、1万円を超えているからといって狙い目のファンドだとは限らないのです。逆も然りです。
株式の株価と同じで価額の高い低いだけで物の善し悪しを判断してしまうと希望的観測での投資しか出来なくなってしまうのでしっかり運用報告書や投資信託説明書も参考にして選ぶようにしましょう。


#注文に携わる3つの日

投資信託は注文する際に3つのステップがあります。投資信託に投資をする前にその3つのステップをしっかり落とし込んでおく事で必要なタイミングを見誤る事なくしっかりチャンスを見極められるようにしましょう。

まずは一つめのステップ申し込み(注文)です。気に入った投資信託を見つけた際に購入の申し込み(注文)を行います。
そして投資信託ではその取引で注文をした日の事を「申込日」と言います。
各投資信託には注文の申し込みの締切時間が設定されていて締切時間の注文までが当日申込分の扱いになります。それぞれの金融商品によって締切時間が違います。締切時間を過ぎたものは翌日扱いになりますのでしっかり締切時間を確認して購入しましょう。

そして二つめは「受渡日」です。
受渡日とは、成立した注文の投資信託の代金をやり取りする日のことで売買注文は受渡日の日が来て代金のやり取りが完了することによって成立します。受渡し日の日数は銘柄によって様々です。

そして三つめは「約定日」です。
約定日とは注文した投資信託の売買が確定する日の事です。
投資信託の評価は毎日変動します。
買いたいと思いすぐに注文したとしてもご自身の買いたい値段ですぐに買えるとは限りません。これもファンドによって異なりますが、夜中などに基準価額の計算をし直され翌日にまた発表されます。
基本ファンドによって違いますが基本的には投資信託説明書の中身をじっくり見て確認しましょう。


#購入方法には種類がある

投資信託の購入方法には「金額指定」と「口数指定」の2種類があります。
金額指定は〇〇円と金額を指定して購入します。
口数指定は〇〇口と口数を指定して購入します。

どちらで購入した方が良いというのはありませんが、基本的には受渡日が絡んでくるのでどちらを選んでも受け渡し自体は4営業日後になります。日々の価額は変動するので実質の価額を知れるのは翌日になり金額指定で買った場合には購入出来る口数が変動しますし口数指定で購入した場合はまとめていくら分購入出来たかが変動します。
しかしまとめて巨額の投資をするのであれば大きく影響が出ますが少額で投資していくやり方の場合はそこまで影響は出ないので気にしすぎる必要はありません。
それから金融機関によってはそもそもの選択肢がどちらかしかない場合もあります。



#それぞれの役割を持つ会社が破綻した場合

最初にご説明したように投資信託には販売会社・運用会社・管理会社とそれぞれの役割があります。
しかし、それぞれの会社に破綻のリスクが無いのかというとそうではなく破綻のリスクはあります。ただ、そうなった時に投資家の財産も一緒に溶けてしまうのかという心配が出てきますが実はその財産はしっかり守られます。
各会社には信託契約という契約があり投資家の財産と自分達の固有財産は分別管理する義務を課せられてます。その為、仮に会社が破綻してしまっても投資家財産は守られますし他の会社に引き継ぐ事も出来るのです。ただし引き継がれないケースもあり、引き継がれなかった場合は繰り上げ償還されます。繰り上げ償還された場合には自動的に売却した事になりその時の含み損や損失を加味した上で償還されます。

ですので全くもってリスクが無い訳ではないですが他の投資などと比べると堅実的に長期的に取り組める投資にはなっています。


#おわりに

最後にですが、みなさんが今後の生活を安定させていくのに投資は必要不可欠になってくると私は考えます。
今回は投資信託だけの内容でほんの表面的な知識のみになりますが、今後実践的な知識をまじえてアップしていきたいと思います。

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