意外と知らない?和ハーブ
みなさん、ハーブってなんとなく西洋のイメージがありませんか?
実は、日本にも特有のハーブ・和ハーブが存在するんです。
今回は、和ハーブを紹介します。
1,和ハーブとは?
古来より日本で親しまれてきた薬草や香草のことを指します。
一般社団法人和ハーブ協会によれば、「日本原産で江戸時代以前から自生していた植物」を和ハーブであると定義しているそうです。
例えば、1月7日に食べる七草粥の七草。寒い冬を乗り越えて新芽を出す七草を食べることで、邪気をとり、健康を祈るもの。また、お正月料理を食べ過ぎたときに胃腸を整える働きもあります。
冬至に浸かるゆず湯のゆず。冬の寒い時期に体を温めます。
ほかにも、薬味として使う、しそや生姜、山椒があります。
2,「身土不二」(しんどふじ)の考え方
あまり聞きなれない「身土不二」。もとは仏教用語で、明治時代に当時の医師・薬剤師の石塚左玄が食養生の理念として「身土不二」という言葉を使い、知られるようになります。
ざっくりいうと、自分が住む土地で育つ季節の食材が人間の体質に一番合うというもの。
お正月に胃腸を整える働きがある七草粥を食べたり、冬にゆずやジンジャーで身体を温めるなど、人々が季節ごとのハーブを摂取することが伝統になっているのは、この考えがもとになっているのです。
実は、この考え方は時代ごとに形を変えて注目されており、日本産の和ハーブも年々注目されてきています。
例えば、オーガニック食品が並ぶマーケット。
・ハーブはもちろん、食品も化学肥料を使わないため安心安全、規格外のものもあったりとフードロスにもつながります。
・その土地にあった食材を育てるため、地域の伝統てきな農法や野菜、ハーブを守ることに繋がります。
これらの考え方は、行動は、伝統や旬を重んじる身土不二と親和性が高いことがわかります。
このように、近年叫ばれているフードロスやオーガニック食品の流通には
身土不二の考え方があるのです。
3,漢方としての和ハーブ
和ハーブでは、その効果効能から漢方としても使用されることがあります。
例えば、どくだみ。
乾燥させた「どくだみ」は十薬とよばれ、利尿作用や解熱・解毒などのはたらきがあるといわれています。
ほかにも、「かきおどし」といわれる和ハーブは、糖尿病にはたらきかけるほか、子どもの疳(ひきつけや夜泣きなど、子どもの神経病)にはたらきかけると言われていることから、「かんとりそう」とも言われるそうです。
4,和ハーブの活用法
・ハーブティー
発汗作用のあるジンジャーで身体をあたためることで、冷えの改善サポートや代謝を促してダイエットをサポートします。
また、シソもハーブティーとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
ビタミンが豊富に含まれていて発汗があるので、風邪のひきはじめや緊張をほぐしたい時に飲むのがおすすめです。
・入浴剤
冬至の際に浸かるゆず湯が代表的ですが、ゆずには身体を温めるはたらきがあります。
さらに、よもぎの煮出し汁を入れた、よもぎ汁も有名です。
よもぎには、デトックスサポートや腸内環境を整えるはたらきがあります。
・香り付け
おそばやお刺身によく使う、しそやみょうが、わさびが有名ですね。
これらには殺菌作用や、料理のにおいを消すはたらきがあります。
5,おわりに
いかがでしたか。今回は、和ハーブについて紹介しました。
現代にも通ずる考え「身土不二」など、意外と和ハーブは身近にあるもの。
自分が住む土地で育つ季節の食材やハーブを取り入れてみませんか?
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