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発達が気になる子に評価はなぜ必要なのか? Part1

子どものことで専門機関に相談すると、評価(知能検査など)を実施します。知能検査以外では、聞き取り式やアンケート式の検査をすることが多いようです。以下は、KNOTの初回面談からの流れです。
当施設では、プログラムを開始する前に必ず評価を実施します。

KNOT利用のフローチャート

地域の福祉機関や医療機関では、とても混んでいることが多く、プログラムを開始するまでに、時間がかかります。その上、プログラムが開始される前に評価をすることで、さらに時間がかかるため、評価をスキップしてプログラムを開始できないものかと思われるかもしれません。

お子さんのことで専門機関に相談されるときは、ご家庭や学校(保育園や幼稚園など)で困っていることがあったり、つまずいていることがあったりして、すぐにでも専門家からアドバイスや直接的なサポートを期待されていることも多いでしょう。

しかしながら、症状や困難さという表面化した問題には、通常いくつかの原因があります。
表面的には同じような問題であっても、一人一人の背景が違うため、「一つの対処ですべての人に合う」介入はほとんどありません。

他の子には効果があっても、うちの子には効果がないという経験は、背景の違いから起こります。
マッチした介入であれば、効果がありますが、そうでなければ試行錯誤を繰り返す必要があります。
評価によって問題の背景をある程度特定できれば、はじめから効果的な介入が期待できますし、試行錯誤の回数も少なくできます。
評価することで、ピントの合った介入となるからです。

急がば回れ

発達は人それぞれで、子育てに正解もありません。
どうしても試行錯誤して、より良い方法を探していくことになります。
情報は大いに越したことはないでしょう。

一見遠回りのようでも、しっかり評価して着実に進んでいくことが近道となります。

こどもとかぞくのサポートルームKNOTには,子どもを専門とした心理士や作業療法士,言語聴覚士,理学療法士が在籍しており,知能検査や認知検査,ASDなどの発達特性や,言語・運動などの評価を行うことができます。
多面的な評価からお子さまに合わせてテーラーメイドなサポートを提供しております。

ご希望の方は、こちらからお申込みください。

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