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デニムブラウス。
こんにちは。
伊勢店トミです。
自分が洋服に興味を持ち出した10代の頃、
いわゆるお洒落に目覚めたのはまずデニムからでした。
デニムといえばジーンズ(パンツ)なわけで、どの時代にもファッションとして欠かせないアイテムで、高校生の頃はビンテージブーム真っ只中、みんな汗水流してバイトで稼いだ給料を握りしめて一本のビンテージのジーンズを買いに行ってたのを思い出します。
また同時にその当時はレプリカブランドブームでもあり、本家(ビンテージ)に対してオマージュした様なレプリカブランドも多く出てきた時代で、デッドストックでまっ紺紺の本物が高くてなかなか買えなかった僕達はレプリカを購入して、自分で色を落としてどれだけ本物に近づけて行けるか見たいな流れがあり、試行錯誤してデニム(ジーンズ)を育ててました。笑
学生だった僕達は早くジーンズの色を落としたい、しかし普段は学校があるのでジーンズが履けない、、、考えた末、学生服の中にジーンズを履いて一生懸命育ててた時もありました。笑
(どんだけ笑)
ちょっと当たりが出てくるとしみじみと眺め、
未来の完成した色落ちしてるジーンズを想像して喜んでたのを思い出します。笑
さて、またまた前々回でも書させて頂きましたが、
今回はこちらの雑誌から少し抜粋して書かせていただきます。
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1993年WORLD PHOTO PRESSから出てた、
デニム雑誌「THE JEANS」。
世のデニムの歴史を、綿花から紐解いて解説した雑誌。
30年も前の雑誌なので、今となってはデニム、ビンテージに対する定義が少しタイムラグがあるかもですがとても勉強になる教科書的な一冊です。
デニムの語源、Serge de Nime (セルジュ・ドゥ・ニーム)、フランスのニームという場所で織られた綾織りのサージ生地という意味らしく、皆さんが馴染みの深い言葉、「デニム」はここからきてるみたい。
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デニムという生地は、もともとはフランスが発祥という説が有力ですが、そのデニムが現在のジーンズに至るまでの歴史は、アメリカなくして語ることはできなく、金鉱を掘ってた1849年の49年組(フォーティー・ナイナース)の金鉱掘りのために作られたキャンバスのパンツが、その後デニム素材に代わり、ジーンズのはじまりとなりました。
歴史を紐解くと長すぎるのでザクっというとこんな感じ。
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1879年のカタログには世間で言うGジャンも記載されてて、当時はジャケットでは無く、ブラウスと呼ばれてたみたい。
この時代のフロントにプリーツの入ったGジャン、プリーツブラウスを一癖アレンジしたデザインで制作された一枚を本日はご紹介させて頂きます。
こちら。
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世間一般の1stタイプとは一味違い、欧州移民たちの労働着がブラウスと呼ばれていた最初期デニムジャケットがイメージソース。
さらに「未完成」をテーマに作られたプリーツブラウスで、縫製が途中で終わってる、、、ようなデザインのジャケットです。
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ステッチがそのまま伸びて、フリンジみたいになったディテールは、デザインとしては新しくとても新鮮。
この未完成のデザインはネペンテスが昔も別の形で出していたモチーフで、直球的なレプリカブランドとは違い、そのまま作らない、ただのビンテージのおこしでは無い、本家にオマージュを込めた、とてもNeedlesらしい、ファッションとして遊び心のある一着となってます。
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僕としてはビンテージのウンチクも好きですが、「物好き」というより、「ファッション好き」な方が強いので、ド直球な物より、こういったちょっとひねくれたようなアイテムに心奪われてしまいます。
「未完成」をデザインにしてしまうセンスも流石。
お店で20年以上ニードルス(ネペンテス)を展開させて頂いてますが、昔からベーシックの中に一癖つけるアレンジ(バランス)がとても素敵で、今でも唯一無二の存在だと思ってます。
今回も長々と書いてしまいましたが、
「未完成」のGジャン、昔を思い出して着込んで色落とそうと思います。
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是非店頭にてお試しください。
宜しくお願い致します!
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【過去の記事】
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