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PERFECT SOUNDS FOREVER (Homecomings)

ドラム日記 第33回

ドラム日記の中のミニコーナー、ビートシリーズ第6回。
今回はHomecomingsです。
ホムカミちゃんです。

ギターポップ。
ネオアコ。
シティポップ。
ホムカミはよくそんな括り方をされます。
初めてホムカミ聴いたとき、まだ粗さもあって、大好きな北欧ロックみたいだー!すげー!やったー!!とか思った気がします。アノラックとかいうやつ。
ボクはFlipper’s Guiter狂いなので、AZTEC CAMERAやORANGE JUICEあたりは、昔よく聴いてました。
ですから、ホムカミのこと、好きにならないはずはありません。

◇◇◇

今回のタイトルにした、PERFECT SOUNDS FOREVERという曲は、ライブでも盛り上がる、とってもエモい曲です。

このMV、リリース前のワンマンツアーから撮りためたライブやオフショットをロードムービー的な仕上がりとなっているとのことで、ファンにとっても思い入れのあるMVになっています。

自慢すると、このMV、ボクも映ってます。それも2回も。えへ。
おまけに友だち(といっても若い子たちですけど)も2人映ってて、3人ともバラバラの場面で、別々の日のやつがたまたま使われてます。なので個人的にもとても思い出深いMVなんです。

◇◇◇

僭越ながらホムカミちゃんをごく簡単に紹介させていただくと、京都の大学のフォークソング部で集まった4人で、2012年結成。

Gtの福富くん(福富優樹さん)だけ男子。でも福富くんがいちばん乙女
ホムカミは、基本的に福富くんが作り出す世界感で成り立っています。福富ワールドです。

だいたいはGt&Voのたたみー(畳野彩加さん)か福富くんで作詞作曲して、みんなで編曲してる感じなんだと思います。
ボーカルのメロディも、福富くんのギターも、とても印象的で、いわゆるホムカミらしさを作り出しています。まあ実際一番のホムカミらしさはたたみーの声なんでしょうけど。
福富くんもたたみーもスピッツ教徒で、そんなところもホムカミが沁みるゆえんなのかもです。ぜんぜんスピッツっぽくは聴こえないですけどね。なんか2人の関係って不思議。双子みたい。

その分、リズム隊はあんまり目立たないのかもしれない。でももともとバンド自体が音数少ないので、リズム隊もしっかり鳴ります。シンプルだけどちゃんとそこにあるって感じ。ボーカルとギターを優しくしっかりと支えている。
リズム隊のほなちゃん(福田穂那美さん)・なるちゃん(石田成美さん)は、他の2人よりひとつ学年が上なのもあるのかな。おふたりのお人柄がそのままリズムとして現れている感じ。この感じ大好き。
それに、おふたりのコーラスもサイコウなんですよね。

◇◇◇

冒頭で、ホムカミは、ギターポップとかシティポップとか言われると書きましたが、それだとホムカミらしさが伝わらない。

で、ホムカミらしさって何だろう?と考えてみると、福富ワールドも、曲も、演奏も、4人みんなのそのままの日常、な気がします。

そう、いろんな曲があれど、どれも赤裸々な、かっこつけない、日々の暮らし、なんですよね。
わかった。ホムカミは、タウンビートなんだ。

川や海。街並。過ぎゆく車やバスや電車。降る雨や雪、刺す光。
そしてそこに住む「私」の喜びや悲しみ、希望や諦め。時の流れ。
そんな暮らしの時間をバンドサウンドにしたのがタウンビート。うん、そうだ。

そのタウンビートに、たたみーの声と、福富くんのギターリフを乗せて、そこに暮らす人の揺れ動く気持ちを音にして届けてくれる。
たたみーの唯一無二な声は、少女のようでもあり、年配の女性のようでもあり、はたまた少年のようでもあり、いろんな主人公になり変わる。
そして、しっかりとそこに立って、ちゃんと歩き続ける、リズム隊の音。

そんなホムカミの曲たちに、ボクたちは郷愁なのかアオハルの想い出なのか後悔なのか覚悟なのか人恋しさなのか消えない悲しみなのか願いなのか、自分でもよくわからないエモい気持ちを抱くのです。

なんか暴走して柄にもないおセンチなこと書いちゃってますけど、このHURTSのMV観ていただければ、少しは伝わるかも。

このMVすごく好き。たたみーかわいい。サイコウ。ギターもったいない。感電注意。

◇◇◇

そんなタウンビートを支える、なるちゃんのドラムは、3点で鳴らすタイプ。
右手をいろいろ動かして、左手はチキチキトコトコ。気負わずゆったりと、繊細でやさしくて、それでいてどっしりとした、なるちゃんって感じの音がします。凛として優しい。
すごく好き。
はぁ、ボクももっとチカラ抜かなきゃ。

↑なるちゃん画像にホムカミのHPへのリンクしてます。ほかにもたくさんいい写真載せてくれてますよ!

◇◇◇

ボク、毎年クリスマスはホムカミって決めてるんですけど(2019年だけ用事あって行けなかったけど)、こんな状況の中ですが2020年もライブやってくれたので、もちろん行ってきました。

チェンバーセットって呼んでいるストリングスセットで、クリスマス感たっぷり。昔みたいにステージ電飾飾りしなくなったけど、小物たくさん置いて、移り行く窓の景色も再現されて、アットホームなクリスマスでした。

ホムカミちゃん、2020年はライブたった3回だったそうで。
たたみーなんかは、配信で弾き語りたくさんやってくれてました。ありがとうございます。

そんなホムカミから、なんと2021年春、ポニーキャニオン内のレーベル、IRORI Recordsからメジャーデビューするという発表がありました!髭男と同じレーベルですって。すごーい。
事務所はカクバリズム。これまたすごーい。

メジャーファーストアルバム、楽しみですねぇ。

京都から東京に移ってきて、メジャーも決まり、いろいろ環境が変わってきているホムカミちゃんですが、ずっとフォークソング部の部室の4人のままでいて欲しいって思うのはエゴでしょうか。
なるちゃんはご結婚されて栃木か群馬あたりに住んでるみたいですね。マイペース感たっぷりですね。すてき。

◇◇◇

別に要らないおまけ。

何を隠そう、ボクはベースのほなちゃんの大ファンでして。

なんでしょうこの笑顔。尊い。女神。
まだこの頃は髪が黒いぞ。

いつもライブでは、ほなちゃんのいる下手側にかぶりつきです。

↓優しいほなちゃんとの2ショット。うふふ。これWWWかな。

もちろんほなちゃんだけじゃなくて、4人ともみんな優しいんですけどね。

でも、そう、自分でも実はわかっています。
ほんとは福富くんLOVEなんだって。
なんか恥ずかしくて福富くんとは話せないんだよな。
恋だな、これ。

うーん、今回もビートシリーズらしくない、ムリヤリな日記でしたけど、まあいっか。

次回ビートシリーズ第7回は、Fishmansにする予定です!
これはビートシリーズっぽいぞ!たぶん!!

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