Big Bad Disco (FLIPPER'S GUITAR)
ドラム日記 第29回
ドラム日記の中のミニコーナー、ビートシリーズ第3回はFLIPPER'S GUITARの「Big Bad Disco」です。
Big Bad Bingoのリミックス。Camera! Camera! Camera!に入ってます。
なんと曲の長さが14分近くあります。
Colour Me Popにも短いバージョンが入ってます。
YouTubeには違法アップのやつしかない。載せられなくて残念。
小沢くん全開な歌詞(d.k.o.c.名義なので正しくはわからんですがこの歌詞は小沢くんよね)に、小山田くんぽいメロディ。
ほんとこの歌詞、ヤバいったらない。なんだよこの歌詞。なんだよー!
パーフリの歌詞について語り出すと熱くなりすぎて具合悪くなるのでやりませんが。
いやそもそもドラム日記でした。
◇◇◇
この曲は生ドラムではなくて打ち込みですが、いわゆるオーソドックスなディスコビート(ダンスビート)になってます。
バスは四つ打ち。ドンドンドンドン。
スネアはバックビート。ンッタン!ンッタン!
ハイハットオープンで、ウラビート。ハットはいい感じでオープンすると華やかになります。ンッチャー ンッチャー。
これが基本的なディスコビートですが、この曲でも、四つ打ちバス+バックビートスネア、そして8分ウラでハイハットみたいな音が抑え目に鳴っています。このウラビートが重要なんですねぇ。
ディスコビートで感じるのは、一定感と、推進感じゃないでしょうか。
まず、四つ打ち+バックビート、それもバスが大きめに、そしてジャストに鳴り続けるだけで、一定感、つまりリズムってやつをダイレクトに感じます。
この曲はテンポが110くらいで、ボクにとっては歩くのにちょうどいい速さ。四つ打ちバスに合わせて踵を下ろすように歩いてみる。すると、このウラビートのとき、爪先でキックして前に進むタイミングになる。つまり、このウラビートが推進力になるわけです。
ウラでキック、四つ打ちで着地、の連続。
四つ打ちだけだと単なる単調リズムだけど、このウラビートがあると、次!前に!となるわけです。
さらには、たまに16分ウラが入る。上のスコアの赤色丸のところ。これのおかげで、ウラビートにさらにさあ行くぞ!感が増す。
この構造を頭で理解した上で、この曲を聴きながらタイミングを合わせてウォーキングすると、もっと前に!ずっと永遠に!と音楽に体を運ばれる感覚になります。
曲が14分あるので、4回リピートすると1時間ウォーキングできます。なんてステキ。
なので、ダンスビートの曲って、長くなりがちな気がします。青春はいつまでも終わらないんだ!この一瞬は永遠に続くんだ!という想いが溢れます。
最後は、ウラビートが鳴らなくなって、つまり推進エンジンを切って、そっと曲が終わります。
◇◇◇
そして、やっぱり、ディスコビートをカッコよく叩くのは難しいのです。
そもそもテンポキープできないといけません。四つ打ちバスはまだしも、ハットのウラビートがついついタイミング甘くなってしまいます。そしてそれにつられて思わず走ってしまいます。
毎回ハットをいい感じにオープンした状態で叩くのも難しい。ハットクローズもバスとバッチリ合わないとキレが出ません。
また、左手スネアがバスとズレがち。これがズレると生っぽくなっちゃう。
あと、手足が分離出来てないと、16分ウラのスネアとバスが混じりがち。先のスコアの、赤色矢印のところがそれで、ちゃんとハット→スネア→バスと順に分離して「チ タ ド」とならないとカッコよくなりません。
と、カッコよくディスコするにはなかなかに難しいんですが、でも叩いててとっても楽しいのがディスコビートでもあります。
カッコよくなくていいなら初心者向きでもあって、両足上げてもブレない体幹の練習、ウラノリの練習、ハットオープンの音色の練習、手足分離の練習、といいこと尽くめでもあります。
さて、今日もこれ聴きながら、エンドレス練習しよっと。
抜け出せないBig Bad Bingoにぃ〜♪
◇◇◇
次回は、とうとうカネコアヤノさまの登場なんです。にんまり。
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