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同じ電車 (CLOW)

ドラム日記 第32回

今回は、ビートシリーズに割り込みで、ちょっとした日記を。

新年早々に腰を痛め、その後も自粛でレッスンお休みしてましたが、今日2ヶ月ぶりにお師匠さまの教えをいただいてきました。

久しぶりのレッスンは、というと、もう基礎の基礎のところから見直しですよ。やっぱりレッスン大事。
そして久しぶりのお師匠さまはあいも変わらず美しゅうございました。ありがとうございます。

◇◇◇

毎回、レッスンの帰りの電車の中では、レッスン日記つけるのがとても楽しくて、大事です。このドラム日記も、そのレッスン日記を辿って思い出しながら書いたりしています。

レッスンは都内で、家まではけっこうな時間がかかります。レッスン後、まず電車に乗るとすぐに、忘れないうちにレッスン日記をつけ始めます。
まず、それまでの家練で何やってて、その日の体調や調子、シゴトで疲れてるかとか、痛めてるところはないかとか。
そして、その日のレッスンメニューと、お師匠さまのお言葉を、けっこう細かく記録します。
あー今日もお師匠さま可愛かったなー!とか、けっこう自信あったのに玉砕して泣きそうとか、余計なことも書いているので、決して人には見せられません。

レッスン日記書くと、メニュー内容復習できるので、その後の家練に効果抜群です。調子の変化や成長や挫折も記録できるので、後で読み返すと、モチベーション維持にもつながります。
そして何よりも、アウトプットすると、しっかりと自分のものになります。

そんなレッスン日記を書きつつ、電車に揺られながらいろんなことを考えます。
考え疲れて、ふぅとため息ひとつついて、ヘッドホンをつけ、次は人間観察しながらぼーっとします。

人間観察は、昔からなぜかしちゃうのですが、けっこうマジマジと眺めるので、一緒にいる人からオイオイと嗜められることもあります。

レッスン日記は思い出しながら書くので、たまに手足動かして再現しながら書きます。夢中で書いているので、人目も気にせず、けっこう挙動不審者かも。でもとても楽しいひと時。
そんなボクと同じ電車に乗るこの人たちは、何してきて、これからどこに行くのかな、とか妄想します。
この人なんとなくピアノ弾けそうだな。
この人エビ中ファミリーにいそう。
この人会社帰りだな。ぜったい音楽とか聴かなそうだな。

がたんごとん。

そんなこと思いながら、人間観察して、ボクはどんな風に見えてるのかなとか、そんなどうでもいいことを思いながら、電車に揺られて帰ります。

大切なひと時です。
そういう時間って大事ですよね。

◇◇◇

外出時はいつもだいたいヘッドホンつけて好きな音楽聴いているので、その世界に入り込んでいることが多いのですが、レッスン日記つけ終えて、ふと我に帰って人間観察始めるときに、かなりの頻度で、CLOW同じ電車という曲が頭の中に流れます。

CLOWはクロウと読みます。お一人で活動されているSSWです。

ライブハウスで働く友人がぜったい好きそうと薦めてくれて、確かスクロールのMVを観て衝撃を受け、そしてライブに行き、さらに衝撃を受けてしまい、気づいたらもうCLOWの虜でした。

このスクロール、ライブver.もYouTubeにあるので、聴き比べてみてください、、、。

彼女のヤバさがわかってきましたでしょうか。でもなー!ライブで実際聴いたら、もっとすごいのわかって貰えるんだけどなー!!!

彼女の声は、とてもダイナミックレンジが広くて、囁くように歌うときは空調の音さえも邪魔って思うくらい繊細で透明な声でトツトツと歌うのに、感情入れるとこでは割れそうな悲鳴のような声を奏でるのです。どちらの声も、それはもう恐ろしく美しく、歌詞もはっきり聴き取れるし、心にグサグサ刺さってきます。

彼女の歌う姿もまた、神々しく、美しいのです。
MCはもちろん苦手です。けっして観客と目を合わせようとはしません。でもがんばってしゃべります。そんなとこも美しくって仕方ありません。

とか書いてみたけど。こんな文章じゃぜんぜん伝わらないな。
ほんと彼女すごいんですよ。ほんと。
大好きです。尊敬してます。美しさの塊です。

bandcampやSoundCloudにも楽曲たくさん上がっています。

もうほんと素晴らしい曲しかないんですけど、ボクはこのスコールという曲がなんだか好きです。CLOWの中ではめずらしいタイプの曲。

それから、タイトルにした同じ電車も入っているあさをという弾き語り一発録りのEPがbandcampで配信販売されてますが、

この4曲目のおもいのこしという曲、、、。
CLOWは絶望物語な曲をたまに作っちゃうのですが、この曲もまた、CLOWどーした!と思ってしまうような赤裸々な曲。一発録りで歌い上げるその凄まじさをぜひ聴いてみていただきたく思うのです。

ちなみに、CLOWの絶望物語な曲は、最初聴くとそのまま持ってかれるのですが、そこに希望?願い?決意?のようなものが感じとれて、それがCLOWの声やギターの音や弾く姿と相まって、ただただ美しいなって思うのです。

そう、歌って、元々こういうんだよな、って思うんです。

◇◇◇

2020年、CLOWさまは何だかやる気を出され、毎月ニューリリースを発表する宣言をして、10曲も届けてくれました。
毎月ほんと楽しみだったな。

なのに、せっかくやる気出してくれたのに、タイミング悪くパンデミックなヤツらの仕業ですよ、、、。集客ライブもできず、音源販売もできず。なんてこった。

11月からちょっとお休みされてるのか、SNSでは音沙汰ないCLOWさまですが、ある時に、またライブやると言ってくれたので、気長に待っています。早くCLOWの生ライブ聴きたいな。楽しみだな。

そんなことを思った、レッスン帰りの電車の中でした。こんなこと考えるのも、大切なひと時です。

◇◇◇

次回こそ、ビートシリーズ第6回Homecomingsです。たぶん。


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