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学生アルバイトの定番である"塾講師"を2年間して感じた違和感

こんにちは、KnockLearn代表の福本です。

KnockLearnのnoteは3人の広報チームで担当しており、今回私自身2回目のnoteを担当しています。

前回私はKnockLearnの理念について執筆させていただきました。
もし、気になる方がいればぜひ読んでいただけると嬉しいです!

前回の記事はこちら↓

そして今回は前回とは変わり、自分が実際に塾講師として感じた違和感について書いていこうと思います。

公文の教育が優れている点

その前に今回の話に関係する私の生い立ちを簡単に説明します。

私の祖母・母が公文式の教室(生徒数200-300名というかなり大きめの教室です)を経営していたので、私は2歳から公文をしていました。
最終的に中学生後半の段階で、全ての科目最終教材(高校3年生〜大学レベル)まで終了したのですが、公文をするなかで学習の仕組みがすごいなと思う点が2つありました。

1つめは5枚綴りで似たような問題を解くことで、わからない→わかる→できる→できたのサイクルが超短期的に回り、自分の成長をすぐに実感できることで、勉強が楽しくなる仕組みになっていることです。

子供たちは知らないうちにコツコツと小さな成功体験を積むことができているので、みんな楽しそうに教室に来て、勉強に取り組めているのだと思います。

また、もう1つは公文で勉強をしている多くの子供たちは自分の周りの友達と比べたり、競争することはしません

多くの塾の場合、同学年同士集められて勉強に取り組むことが多いなか、公文は幼児さん〜高校生まで一緒の環境で勉強をしています。
学年がバラバラな子供たちが、それぞれ違った科目や学年のプリントに取り組んでいるので、自然とそれぞれ自分のプリントだけに集中できるようになっています。

私は高校生の頃から、実家の公文の先生として手伝っていましたが、公文は子供たちに勉強って楽しいと感じさせつつ、学力の基礎を形成することに優れています。
また、子供たちは周りのことを気にせず勉強しているので、それぞれの個性を矯正されることなく、伸び伸びと個性を伸ばす傾向にもあります。

学習塾でのアルバイトで感じた違和感

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この環境で自らも育ったことも影響して、アルバイトで大手学習塾の講師をしていた時に子供たちの教育に違和感を人一倍感じたのかもしれません。

私は当時1人の中学生の担当をしていたのですが、勉強は得意ではなく、親御さんが子供の成績を不安に思って、入塾させていたケースでした。
そんなわけで、彼は勉強に対するモチベーションもあまりなく、ただいやいや来ているような感じでした。

ここで、本来の塾の先生としては親御さんから授業料をいただいており、成績を上げてほしいという期待をいただいているので、勉強をどうにかしてさせ、成績を上げないといけません。
ただ当時の僕はこの雇われた身であること、親御さんの期待していることは理解しているものの、果たしてこの子達にとって勉強をさせるという選択肢は正しいのか、もっと他にこの子が純粋に楽しみながらできることはあるのではないのかと考え、勉強に関しては無理矢理宿題を多く出すとか、塾に強制的に来させるなどのことはせず必要最低限だけ教えていました。

それより私が心がけたことは、この子の純粋な想いは何なのかと、これから何に向かっていきたいのかいうことを一緒に見つけようとしたことです。
短期的には成績は上がらないので、親御さんの期待にも塾講師としての期待役割にも反しているなと思いつつ、中学生という人生観が身につき始める大事な時期に、今後人生を歩む上で自分の軸となるものが形成されればこの子にとって一番幸せなのではと思い、その子の純粋な気持ちに向き合っていました。

結局、絵を描くことが大好きだったこの生徒さんは、絵を追求していくということを軸として持ち、本人の一番やりたいことに親御さんも共感していただうえで美術専門高校に進学し、今も自分の好きなことを追求していると思います。

実際、この選択が正しかったかといわれると正直確信はなく、将来的に好きな絵だけで社会で生きれず、苦しむ可能性だって十分にあると思っています。
ただ、私としては常にリスクを回避し、安心安全な選択肢だけを取り続けて成長していくことの方がよっぽどリスクだなと感じています。

少なくとも彼は数ある選択肢の中から一般的ではない道を自分の純粋な想いに正直になって選択して、自分の道を歩んだという時点で、今後の人生でたとえつまずいたとしても、それを乗り越えられる大きなエネルギーを自分が持っていることを実感していると思います。

人生は挫折だらけ

どううまく生きたところで、人生に挫折はつきものです。
そう考えると無思考にリスク回避をし続けるより、可能な限りとことん自分の好きなことを追求していく方が後々の人生に大きな跳ね返りがあ流ので、よっぽど賢明な選択肢だと思います。

当然、子供達が自分の好きなことや大切にしている想いに1人で気づき、追求することは難しいので、子供達を支える周りの環境が必要です。

学校や一般的な塾の先生の多くは「とりあえず勉強は大事だよ」ということを言うだけの方が多く、子供たちに真に寄り添えているとは思えません。
子供に一番近い距離にいる親御さんも子供の純粋な想いより自分の考えを押し付けてしまうことは多々あります。

そこで我々KnockLearnは、親御さんとも緻密にコミュニケーションを取りながら、1人1人の子供たちの純粋な想いは何なのか、これから何に向かって生きていきたいのかいうことを注意深くみて、その子供に合わせた学習環境を提供しております。

多くの子供たちが自分の軸を持つことで、このVUCA時代(変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢)を乗り越え、力強く生きることができると信じておりますし、ひいては彼らがこれからの明るい日本の未来を創ってくれると信じております。

もしこの記事を読んで、KnockLearnに少しでも興味を持っていただけましたら、親御様・子供様・社会人講師希望者様、関係なくぜひ一度お話させてください。

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この記事の執筆担当者

福本 英/Fukumoto Akira
兵庫県出身。兵庫県私立白陵高等学校卒業。九州大学経済学部卒業。英・University of Leeds Business Schoolに1年間留学した後、複数の事業立ち上げに参画。スタートアップやVCを経験後、新卒で(株)ビズリーチに入社。
KnockLearn CEO。

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