ZINEの最新号ができました

いよいよ、民俗学エンタメZINE「民俗学は好きですか?」の最新号となる第11号「特集 稲のある歴史、米のある暮らし」が完成しました。


まあ、完成と言ってもデータ上でってだけで、まだ印刷してないんですけど。

明日、表紙を印刷してきます。そしたらいよいよ、製本できる。

もう文学フリマ東京まで2週間を切ってることを考えると、結構ギリギリです。

去年の12月から制作を始めて、5か月かかったことになります。これまでは3~4か月で一冊作っていたのに。

どうして今回はいつもより時間がかかったのかというと、それは「民俗学は好きですか?」の制作と並行して、「くらやみ坂のナツミ」という小説を書いていたからです。

二つのZINEを同時に作るのであれば、一日のうちの「民俗学は好きですか?」の制作時間を、どうしても減らさなければいけない。

なので、通常では3~4か月でできたいた「民俗学は好きですか?」だけど、今回は5か月かかったということです。

それでも、ちゃんと完成しました。「2冊同時に作る」というのは初めての試みで、始めた時は本当にできるのかと不安だったけど、ちゃんと完成してよかったです。

ん? 小説の方は完成してないけどいいのかって?

問題ありません。最初から小説の方は9か月程度のスケジュールで動いているので。年末の文学フリマ東京に間に合えばいいのです。

小説の方も、全4話のうちもう3話目までは書きあがってるので、順調と言えます。

約半年で作る「民俗学は好きですか?」と、約1年のスパンで作る「くらやみ坂のナツミ」。この半年を振り返ってみると、それぞれ制作期間に差があることが、「2冊同時」がここまでできている理由なのかもしれません。

制作期間に差があることで、「期間の短い『民俗学は好きですか?』の方を優先させる」という意識が働いたからです。時間のあまりとれない日は「今日は『民俗学は好きですか?』を優先させる。小説は書かない」と判断を下すこともよくありました。

おもしろいことに、「民俗学は好きですか?」の作業をした後、休憩せずに「くらやみ坂のナツミ」を書こうとしても、頭が働かないのですよ。

「民俗学は好きですか?」は、評論系のZINEです。それなりに論理性が求められます。

一方で、小説はやっぱり論理性よりも感性の方が求められます。

休憩を挟まずに「論理性」から「感性」へ切り替えて作業をしようとしても、全然頭が働かず、ちっとも進まないのです。

そんなこんなで、とりあえず「2冊のZINEを同時に作る」、最初の関門は超えられたのかなって気がします。


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