「博物ふぇすてぃばる」に出店しました
7月20日と21日、二日間にわたって行われた「博物ふぇすてぃばる」に出店してきました。
博物ふぇすてぃばる出店にあたり、「ガクモンからエンタメへ」、略してガクタメという自分のブースの一画を使った展示発表もすることになり、だいぶ頭を悩ませました。さて、どうしたらいいものか。
数か月前の構想ノートを見てみると、無謀にも「飛び出す絵本を作る!」なんて書いてあります。
絵本ならビジュアル的にも面白いし、めくると絵が飛び出すという仕掛けでも楽しめるぞ、と。
でも、ほかの出店者さんのSNSを見てるうちに考えが変わりまして。
みなさん、雑貨とか作ってらっしゃるから、商品のビジュアルクオリティがすごすぎる……。
よし、絵を描くのはやめだ! ビジュアルで勝負するのはやめやめ!
うちのブースには初期のころから並べてる「妖怪ちゃんズ」という紙コップで作った妖怪たちがいる。新しく何かを作るのではなく、すでにあるこのチープな妖怪たちを流用しよう!
で、肝心の内容なのですが、次のような企画にしました。
①ビジュアルで勝負するのではなく、情報量と仕掛けで勝負する。
②ただ何かを解説するのではなく、クイズ形式にすることで興味を持ってもらう。
③マニアックなクイズにはしない。民俗学のもっとも基本的な部分をクイズとして出題する。
④ただ見るだけでなく、本のようにページをめくるようにして、仕掛けで楽しませる。
⑤お金をかけずにカンタンに作れて、持ち運び・設営もカンタン。
そうしてできたのがこちらになります。
一個につき6ページあって、ページをめくるとクイズの答えが出てきて、もう一度めくるとさらなる解説が出てくる仕組みです。
結果としては、本人が思っていたよりも、好評でした。
まず、紙コップで作った妖怪ちゃんズが意外と「かわいい」と好評だった。SNSにアップしたら、思った以上にウケがよくて、「SNSで見て気になってました」なんてお客さんもいました。
そして、「クイズ」と「めくる」というのがよかったかな、と思います。友達や家族同士で「これ、どれが正解だろう?」とわいわい話しながらページをめくってくれました。
そして、めくったあとに「え~!?」という顔をされるお客さんが多かったです。
ただ、答えを見て満足してさらに次のページまではあまりめくられなかったなぁ、というのと、クイズだけで満足してそのまま帰っちゃうお客さんも多かったというのが反省点かなぁ。
ただ、これ、カンタンに作れるので、今後も改良の余地はあります。
そう、企画で重要視していたのはもう一つあって、
⑥博物ふぇすてぃばるが終わったあとも、何らかの形で使える。
要は、一回限りじゃなくて、イベント後も使い続けることができるんです、これ。
今後も改良しながら使っていこうかな、と考えています。
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