見出し画像

ザンビアの孤児院で感じた「夢」

孤児院で、たくさん夢の話をした。


彼らが話す夢は、
心から溢れ出ていて
エネルギッシュで
羨ましいくらいに眩しかった。

いろんな人の夢を聞いたけれど、
ある1人の夢の話が、どうしても忘れられないでいる。




「大きな国に行って技術を学びたいけれど、パスポートもビザもない。」

「夢を叶えるには、足りないことが多すぎる。」




これを聞いた時、
叶えたい夢にトライできるのって、誰もができることじゃないんだ。
そう思った。




私はとっても恵まれている。
夢を叶えるためのチャンスは私の周りにゴロゴロ落ちていて、
それを拾うか拾わないかも、好きに自由に決めることができる。


でも、あの子はそうじゃなかった。

たった1つのチャンスを探すのでさえ、苦労が必要で
夢への道は、私よりも遥に険しかった。




私と夢、あの子とあの子の夢の距離は
一体どのくらい違うのだろうか。

私の周りと、あの子の周り、
落ちているチャンスは
一体どのくらい違うのだろうか。




夢を描くのは誰だってできる。

大きくても小さくても、
届きそうでも届かなそうでも、
そんなのは関係ない。

「こうなりたい!」「こうしたい!」
そう思った瞬間、
それは自分の大切な夢になる。

自分の心のままに自由に描く夢は、
かっこつける必要も
何かを準備する必要もない。


ただ、描いた夢にトライするのは
誰もが平等にできるかと言ったら、そうじゃない。

あの子の話を聞いてから、ずっと夢について考えていた。
夢にトライできることは、
とっても贅沢で、幸せで、ありがたいなことなんだなって。



がむしゃらに夢に立ち向かえる空間って、
とっても素敵でエネルギーに溢れている。
そんなのは前から知っていたけれど、
もっともっとそう思うようになった。



もう1度、自分の夢について
向き合ってみようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?