2018年の春ドラマ、どれが面白かった?
今年の春ドラマが終わって2週間ほど経ちました。タイムリーではなくなってしまったけれど、記録に残しておきたいから書いちゃおーっと。
ドラマ、めちゃめちゃ好きなんですよね。
リアルタイムで観たい最新の連ドラは一度見逃してしまうとそこから観なくなるのだけど・・・
今回は毎日追っかけることができて幸せだったーーー!!!
ほぼ毎日観ていました。時折土日にその週に放送されたドラマを観てたから火曜日放送のドラマだと観終わったときに「え!?明後日もう最新話放送されるじゃん!きゃっほー!」って嬉しさもあり、ええそれはもう幸せを噛みしめ、噛みしめた春。
春に放送した作品を全部観たわけじゃないから全話観た作品のみ、面白かった作品の感想を紹介します。ぶっちゃけ全話観切ったくらいだから紹介するもの全部良いですよ!
※しれっと感想に結末などのネタバレが含まれています
月9「コンフィデンスマンJP」フジテレビ系列
どこですり込まれてきたのか月9って言ったら恋愛ドラマしょ?という考えが拭えず、1話完結なのも好きな方ではないので期待値はそんなに・・・だったのですがめちゃくちゃ良作。観る前とのギャップもあったし、1話完結は逆に気軽に観られてよかったです。
なんといってもキャストの演技がぶっとび最高ーーー
主人公・ダー子役の長澤まさみさんの清々しいほどのコメディ寄りの振り切り方。目を$マークにしてゲヘヘって笑ってもずっと観ていられる美しい顔。いや、美しいからこそ悪知恵が華麗なものとして成立するのでしょうか。脇を固める役者陣も実力派揃いで、毎回変わる豪華ゲストも色とりどりで楽しかった。
コンフィデンスマン、信用詐欺師。どうやって騙すか?だけのストーリーではなくて騙される側にもドラマがあって、騙されても不幸にはならない終わり方が後味の良い締めくくり方になっていたから素性のわからないダー子、ボクちゃん、リチャードにも愛を持てた。登場人物を愛せるかどうかも作品が愛せるかどうかの大事な要素です。
映画化もすでに決定しているコンフィデンスマンJP。銀幕でよりコストかかった大規模なコンゲームが楽しみ!
火9「シグナル 長期未解決事件捜査班」関西テレビ放送
過去と無線機でつながって未解決事件を解決していくサスペンスドラマ。主人公がタイムスリップするのかと思いきや、十数年前を生きる人物とのやり取りで捜査していくんですよね。電話で過去の人物とつながる物語って恋愛モノであったような気がするけど刑事モノでは珍しい。
ミステリーやサスペンス系は大好物で単純に伏線を回収していく過程を楽しめました。身内(警察上層部)が黒幕だったパターンはあるあるだけど、SF要素がやっばり面白味をプラスしていました。最後まで大山刑事の行方が気になってたから過去が変わってくれてナイスグッジョブ!
いちばん好きというか切なくてたまらなかった回は4話。フラグをへし折りたかったなぁ。
核心に迫る8話以降も大山刑事!否!北村一輝さんが・・・最高で、最高でした。(北村さん大好き)
火10「花のち晴れ~花男 Next Season~」TBS系列
はい来た花晴れ!!!
言わずと知れた花より男子から10年後の舞台を描いた青春ラブコメディー。
主人公和は父親の会社が倒産したことで超セレブ学校・英徳学園に在籍しながら庶民生活を余儀なくされた女の子、江戸川音(杉咲花)。
相手役はかつて英徳学園の中心にいたF4のリーダー道明寺司に憧れる神楽木グループの御曹司、神楽木晴(平野紫耀)。道明寺が日本語が弱点の代わりに(?)この子はメンタルが弱いヘタレ男子、喧嘩がめちゃ弱い。そして、花男といえばもうひとり、三角関係には欠かせない花沢類がいたわけだけど、花晴れにもちゃんといます。文武両道、家柄上等、性格満点の紳士・馳天馬(中川大志)!しかも音の幼馴染かつ親同士が決めた許嫁なんですよ。
なにこの初期設定の圧倒的差。でもさすが高校生、成長が早い。晴の漢気が回を重ねるごとに増していって、心なしか晴役の平野さんの顔つきも変わっているような気もしてwinner神楽木!な展開に。とはいえ天馬くんも影をみせつつもとっても爽やかな好青年だったから最終回が近づくほどどっちを応援していかわからないほど情がでてしまいました。最終的に愛莉とかメグリンとか、晴を好きだった組の好感度がいちばん上がったな。
ほぼ同年代の子たちがたくさん出演されていることもあって毎週ドラマで元気もらってました。とくにこのドラマをきっかけに出演作の映画も観たし写真集も買ったくらい杉咲花さんが今夢中の女優さん。
最終回の晴役平野さんと音役杉咲さんの振り切った演技が可愛らしく、普段のお二人からはなかなか見られないはじけ具合がとても好きでした。花ちゃんそんな大きな声でるんだ・・・!と思ったのはわたしだけじゃないはず。
あと6話、9話の音と晴のシーンがおすすめです。6話は苦しくてもう一度観ようってなかなか思えないけど微妙な心の揺れを表情や声で表す花ちゃんのことを最高に好きになるので観てください。平野さんのヘタレ演技も強気で弱い晴らしさが出てて好きだし、闇落ち天馬を生み出した中川さんの演技も観て!
最初は花男の続きという期待もあったけど、今ではすっかり花晴れ愛に芽生えてます。
定期的にこういう学園モノは連ドラでやってほしいですね。
木10「モンテクレスト伯ー華麗なる復讐ー」フジテレビ系列
こりゃあたまらん復讐ドラマティックサスペンスでした。
妬み嫉みで理不尽な罪を着せられてしまった主人公が名前を変え、身なりも変え、15年の時を経ての復讐劇をおこなっていく物語。
一話を観た時点で興味をかき立てられ、漫画版を読んでしまったほどに面白い内容でした。壮大なネタバレを自らしても、ドラマの舞台は日本になっていて人物設定や物語背景でも楽しめたので原作を読んでいても大丈夫。
主人公・柴門暖(ディーン・フジオカ)が復讐をすることで人を苦しめ、法を犯していくことにはなるけれど、その経緯には仲間に裏切られ15年も遠い国で拷問をさせられたあげく、かつての恋人に見捨てられた(待つことが出来なかった)ことがある。
それを思うと喪失感や絶望感をおさめ赦すことができるのだろうか、と悶々と考えてしまいます。
しかも暖に憎しみの心が生まれたとしても、以前と同じような人を思う気持ちも残ってて何やかんやで大切な人たちを守る選択をしていくから余計に辛さが増すんですよね。ほんとどうしてこうなったって・・・。
そしてキャスト陣の迫真の演技が素晴らしすぎる。
暖でいた頃の太陽のような振る舞いから月夜の下に生きるモンテ・クリスト・真海へと変貌を遂げたディーンさんは一作品でいろんな顔を見せてもらったし、復讐相手となる同僚だった三人と刑事部長の入間公平(高橋克典)も過去を抱えまくってて不謹慎にも面白かった。点と点が線でつながっていく感覚。
かなりシビアな過去もありましたね。入間一家なんて家庭内複雑!公平の後妻である瑛理奈の最期は最終回における怒涛の急展開でした。いや、散々悪事を働いた結果といったら何も言えないけれど。
そんな中で突然の狂気でおののいたといえば、第8話入間公平の娘・未蘭(岸井ゆきの)が瑛理奈に毒を飲まされたあと、真海から渡された薬を恋人の守尾(高杉真宙)が解毒剤として飲ませる場面。
一瞬良くなったと思って守尾が安心した途端に未蘭ちゃんが泡拭き出すんだからびっくりするに決まってるじゃん!!!
後に回りまわって未蘭ちゃんはちゃんと助かるのだけど、解毒剤までは想像できてもこんな二歩三歩先を読んだ救出法は思いつかなった。漫画事前に読んでいて騙されるなんてね。
初回から最終回までずっと良いテンションで観ることができたドラマでした。休みの日に一気に観るなら夕食の後のゴールデンタイムから深夜がいいなぁ。
日9「ブラックペアン」TBS系列
二宮さんのお芝居が超絶好きなので、情報初出しのときから楽しみにしてたドラマ。
二宮さんが演じたのは手術成功率100%の天才外科医・渡海征司郎。出世を望まないところや高飛車な態度はドクターXの大門未知子みたい。
医療ドラマだと手術シーンをどう見せるかも気になるところで、わたしは血や臓器が苦手なのでやや危惧していたけれど、うん、なんか予想を超えて流血しまくってたので逆に大丈夫でした。「血で患部がみえない!」です。
表向きは病院同士の勢力争いが描かれ、だんだんと渡海の真の目的や渡海の上司である佐伯教授(内野聖陽)の思惑が見えてくると面白くなっていきました。
最終回でまさか泣くとは思わなかった。予想外に感動的だった。
ずっと冷静沈着で絶対的な腕を持っていた渡海がはじめて興奮し鼓動が速くなった瞬間は、ドラマを観た後真っ先にtweetしたんですよね。
どこでどう気持ちをキャッチして演技に反映させたのか二宮さんに聞きたい。些細な感情の引き出しの多さに圧倒されました。
春ドラマありがとう!
もっと好きな役者さんがでてる作品とか話とかあったんだけどリアルタイムで全話追えたのは以上の5作品でした!
観ることかできなかった中でも話題になっていた「おっさんずラブ」は一話を逃してしまい観れず。noteで感想募集するくらい面白いらしい。
観たいけど春ドラマが終わればすぐに夏ドラマがやってきますよ~。
夏ドラマこそ青春×ド直球恋愛モノ!と思うのだけど、パッと見社会問題が絡んだものやヒューマンドラマ、コメディ、刑事モノが多い感じ。
今のところ「高嶺の花」や「チア☆ダン」、「この世界の片隅に」を楽しみにしています。
夏もこんな風にドラマライフが送れるといいな~お願いだ~七夕様~
ありがとうございます!