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うつ病体験記16:復帰(ただしまだ地獄の出入り口)

2020年のGWが明けた。
3ヶ月半の休職を経て、いよいよ職場へ復帰した。

もちろん完治したわけでもない。
どちらかというと、休職している自分を、プライドが許さなかったのだと思う。
今思えば、つまらないプライドである。

ちゃんと寛解してから復帰すればいいのに。
そんなだから、復帰してからまた苦しい地獄の日々となった。

何も生み出せていない気がして不安。
与えられた仕事をこなせるか不安。
周囲の期待に応えられるか不安。

仕事に対する恐怖感が拭えず、自己肯定感0&自己卑下の日々が始まった。

誰かに頼りたくて
助けてもらいたくて
でも言えなくて。
素直に全部吐き出すことができなくて、誰かに話すときは取り繕ってしまって。

自分にスピード感を求めてしまい、復職オンボーディングは失敗した。

ちなみに、復帰したときは不安や恐怖や焦りに駆られるのは当然だ。
うつ病休職だけではなく、育休からの復帰なども同じであろう。
野球選手も、怪我して手術したら1年間はリハビリする。

不調→回復→再起の流れだ。

時間がかかるのだ。
朝起きれた。毎朝PCに向かえた。今日も生きている。
復帰直後はこれ自体がすごいことだ。

だから、他人がどう思うかではなく、じっくりゆっくり自分と向き合う必要がある。

生活速度が違うから、できることを一つずつ、少しずつ、焦らず。

ちなみに、当時は自己卑下で精一杯だったが、今客観的に見たら、我ながらすごいことやっていたと思う。

復職後すぐ、コロナの影響で業務圧縮することをミッションに課された。
しかも、方法は何でもよく、自分で考えろと言われた。
しかもしかも、なくしていい業務はほとんどない。

本来はこういう任せ方ではなく、ルーティンワークなどを任せてPCに向かうことや仕事をすることに徐々に慣れさせるべきだと思うが…笑。

そこからエクセルVBAやPower Queryなどを学習し、どんどん自動化していったのだ。

すごいぞ、当時の自分!偉いぞ、当時の自分!!

そういって褒めてあげたいものだ。

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