なぜビジネスが社会問題の解決に役立ちうるのか。
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なぜビジネスが社会問題の解決に役立ちうるのか。

会社経営をしていると、「会社の存在意義とはなんだろう」と自問自答することがあります。

個人で働くこともできる選択肢が注目される時代に、なぜ「会社」は必要なのか。たしかに、GAFAのような巨大なITプラットフォーマーが、個人に低コストでシステムを提供してくれる時代だからこそ、必ずしも組織に縛られる必要はなくなりつつあるのかもしれません。

しかし、私は明確に「会社は社会にとって必要な存在だ」と考えます。それは以下の一点に絞られます。

「一人でできない大きなことを継続的に達成するため」

2013年と少し前の動画ですが、経営学者のマイケル・ポーター博士がTEDに出演し、「なぜビジネスが、社会問題の解決に役立ちうるのか」というテーマでの講演をしていました。

(日本語字幕つき動画はこちらから見れます。)

この動画の中で、ポーターは「社会問題の解決に、最も大きな影響を与えられるのは企業だ」と語っています。それは、以下のように持つリソースの差が大きいからだといいます。

TED リソース

(出典)http://www.ted-ja.com/2014/08/michael-porter-why-business-can-be-good-at-solving-social-problems.html

これは、アメリカにおける各関係者らの総収入を比較したグラフですが、およそ20.1兆ドルの収入がある企業に対し、政府が3.1兆ドル、非営利セクターが1.2兆ドルという大きな差があることを示しています。

このリソースの差は、社会に対する影響力の差に直結します。スマホを持ち、電車で移動し、ご飯を食べる。物をコンビニで買う。当たり前のように過ごしている私たちの生活は、無数の企業の経済活動が支えています。

もはや、当たり前すぎるかもしれませんが企業の活動こそが最も社会に影響をもたらしているといっても過言ではないでしょう。

(※最も、適切な規制や所得分配など、市場原理だけで解決できない問題は政府等のセクターが介入すべきだと考えます。)

個人でやっている場合、特定の「人」がいなくなったら、その継続が難しくなります。しかし、組織でやっている場合、人、モノ、カネの中の人が変わるだけで、資源が尽きない限りずっと継続していくことができます。

そう、企業とは、継続的に社会に対しても大きな影響力を与えている組織なのです。

(なお、株式会社の歴史について詳しく知りたい人は、この本あたりがお勧めです。)

だからこそ、社会問題に対しても、継続的に大きな影響力を与えていくことができるのだと私は考えます。

会社として、どんなことをして社会に貢献していきたいかは、詳しくは下記の記事に主に記しました。

今を生きる「人のこころを大切にする」ため、専門性に裏付けられた情報の発信と、心の理解に役立つ心理検査ツールの開発を通じ、継続的に日本社会が抱えているメンタルヘルスの問題に当社としても関わっていきたいと思う次第であります。

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「人のこころを大切にし、社会に貢献できる商品やサービスを世の中に届けたい」30歳。異業種を経て老舗出版社を継ぎました。創業以来、大切にしてきた想いを継ぎながら、ITを活用し、新たな選択肢をお客さまに提供したいと思っています。【経歴】早稲田(政経)→マツダ(本社 経営企画)→現職