【エッセイ&日記#79】高校サッカー選手権・準決勝を観戦してきました!
縁あって、高校サッカー選手権の準決勝を観戦してきました。
最初は、小嶺忠敏さんの追悼の時間がありました。
小嶺さんの実績の紹介もあったのですが、
改めて、すごい実績でした。
小嶺さんの高校生に対しての愛情を、
少しでも触れてみたかったなぁと思いました。
そして、実際の試合に入ります。
山口県代表の高川学園VS青森県代表の青森山田。
上京してきてから、サッカーの情報収集がほとんどできておらず、
今回の試合も、あまり前情報を持っていませんでした。
(高校サッカーファンの皆様、申し訳ありません)
ただ、サッカー自体は大好きなので、
漠然としたイメージは持っていました。
青森山田は3冠を目指している強豪、
その強豪に対して、高川学園がどのように向かっていくか、
という構図になるだろう。
あと、青森山田は、非常に個々人が上手で、
自然と青森山田のボール保持率が高くなるだろうなぁ、
と漠然と思っていました。
試合の結果は、大差で青森山田の勝利。
サッカーが好きなだけで、そこまで詳しいわけではないのですが、
強烈に感じたことが1つありました。
青森山田、上手いというより、気持ちの強いチームだ!
個々人が上手いのはいうまでもありません。
また、チームで共有している戦術、動き方、ポジションの取り方、
そこも整理されているように見えました。
それよりも、気持ちが強さを感じました。
攻撃から守備への切替の速さに感動しました。
そして、オフ・ザ・ボールの動きも連動が取れつつ、
何より速い。
それに合わせて、パススピードも速い。
試合が終わった時には、上手いチームという印象はなくなり、
走力のあるチームという印象に変わりました。
(めちゃくちゃ上手いんですけどね)
最後には、青森山田のDFの選手が、
足をつったようなそぶりをしていました。
結果として、あまりボールに触っていないDFの選手が足をつる、
当日の寒さも影響しているかもしれませんが、
試合の流れ・状況を見ながら、
ポジションを素早く、修正を何度もしている証拠だと思いました。
個人的に思っていることは、
サッカーって、戦術やテクニック、フィジカルはもちろん大事なのですが、
メンタルの強いことが、何よりも大切!
ということです。
サッカーは、45分間×2=90分を基本的に動き続けています。
そして、選手たちは平面で試合を見ています。
テレビやスタジアムで観戦していると、少し上から全体が見えるのですが、
各選手は、上から見ていないために、
どこにスペースがあるのか、どこが穴なのか、いつも考えながら、
プレーをしており、試合の流れの中で、都度、判断していきます。
つまり、体を動かしながら、頭も働かせて、本当に疲れます。
それを助けるのが、
テクニックだったり、全体の戦術だったりするのですが、
その土台にメンタルだと思っています。
相手選手より、1秒早く動く。
5cmだけでも足をより伸ばす。
シュートコースに体を投げ出す。
少しでも気づいたことがあったら、声を掛け合う。
この小さな積み重ねって、メンタルだと思っています。
そして、この小さな積み重ねが、勝敗を決めていくと思っています。
そんなことを思いながら帰っていたら、
今の実生活は、どうなんだろうと反省させられました。
確かに、サッカーのような特殊な環境の集中を、
実生活でずっと維持するのは不可能ですが、
前向きな気持ちを土台とした、「あとちょっと」の積み重ねは、
生活の中でも、とても大切なことのような気がしました。
メンタルの充実。
これは、本当に大事だと改めて教えられた高校サッカーでした。
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