20240114

 昨日と打って変わって青空の広がる晴天。風が強くて肌寒さは残った。松本人志が出演する予定だった『ワイドナショー』への出演は取りやめになって、レギュラーメンバーによって騒動のことが語られていた。文春に対する批判ばかりで被害者女性や松本による加害性などについてはコメントが避けられていたように思う。もちろん裁判沙汰になるのだろうからそれらの詳細は裁判の判決が出てからになるだろう。しかし、それまでにいったいどれほどの時間が費やされるだろうか。メディアとして、あの態度が褒められるのかというとはなはだ疑問である。そういう意味では、裏番組である『サンジャポ』での爆笑問題・太田光のコメントの方が余程まともに思えた。
 ガス・ヴァン・サント監督の映画『ドント・ウォーリー』を観た。米風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を描いた伝記。半身不随という難しい役どころを演じたホアキン・フェニックスが素晴らしかった。物語の構造としても、時間軸に沿ったものではなく、行きつ戻りつしながら彼の人生を多角的に描いていくとともに、アルコール依存症だった彼が交通事故で半身不随となり自暴自棄な生活を送る中で、アルコールを断つために互助会に通い、そこでの交流と漫画の才能を開花させて立ち直っていく様子が重ねられる仕組みは流石。

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