20230515

 雨の一日。文フリに出す同人誌「破滅派19号」の校了前日で大詰めとなった。毎号〝校正の鬼〟と呼ばれているF氏による徹夜したらしい怒涛のチェックコメントが共有のPDFに入っており、わたしも慌ててチェックされた箇所を修正して反映させた。毎回思うが、自分では完璧だと思っていても人の目が入ると歴然とした誤りがある。指摘されて初めて気づく。この認知は毎回更新されるし、人間はやはり完璧ではないということが毎度思い知らされる。巷ではAIがもてはやされてはいるが、AIは平気で誤りを正しいように主張するし、結局誤りを指摘するのは人間の役目である。そう考えれば、この行為は尊いものなのかもしれない。

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