20230424
破滅派の編集会議。五月に迫った文フリ東京について最後の会議になった。わたしはすでに掌編を書き上げて提出していた。あとはそれを組版してもらい、校正チェックを同人同士で行い、校了、印刷という流れもこの文フリに参加することで学んだ。本になる過程というのは、何度経験してもやはりワクワクするものだ。それぞれの進捗を確認し合い、まだ完成している人は少ない様子だった。ゴールデンウイークが山場となるのだろう。ぎりぎりの工程である。さらに、会議では昨今話題のChatGPTの話になった。編集長はすでにAIで小説を執筆している画面を共有で見せてくれた。やはり重要なのは命題を与える側の知性のようではあるが、「例えば」などの冒頭部分を入力すると、その続きの文章を自動生する。手直しがかなり必要ではあるようだが、使いようによっては口述筆記よりも一段階先の技術が確立した感がある。
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