2006年12月の そば湯 (中国 西安)
2006年12月 中国各地を回って仕事しました。
ある日、歯の詰め物がとれてしまっている状態のまま出張が続き、訪れた西安、古都です。
かつての 新聞一面広告連載「麺ロードを行く」(by 安藤百福さん)の愛読を通じて、西安がシルクロードの入り口(?)らしいと勝手に思い込んできましたが、想像していたよりも、街の雰囲気は落ち着いた感じでした。
「歯の詰め物がとれている」=軟らかいものを食べねば。。。
「麺ロード」「シルクロード」=パスタにつながっていったという麺類を食べねば。。。
2006年の手元メモ(拙ブログから発掘、再編)、そば湯(食べたのは小麦粉系の麺で蕎麦ではなく、正確には小麦粉湯?)について、です。そば湯相当の茹で汁を最初からお茶がわりに飲むというおしゃれ(?)な振る舞い、楽しみました。
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軟らかいものを食べて
過ごさねばならない事情の中、
西安は麺で有名だと
現地でも言われましたので、
刀削麺とか、つけ麺とか、
食べることとなりました。
麺の店に入って、
お茶代わりに出されるのは、
なんと、麺をゆでた汁。
そばなら蕎麦湯というところです。
その名も「面湯(メンタン)」。
面(麺)も もちろんおいしいのですが、
この面ゆで汁、どろどろしてなくて
さっぱりしてて結構いける飲み物。
ちなみに、
とある面屋さんでは、
面を5種類から選び、
つゆを約10種類から選び、
最後に、
小か大を選ぶ方式でした。
小も結構大きく、
大とあまり変わらないサイズです。
小がすでに
日本の大盛サイズかも。。。
小5元、大6元とリーズナブルで、
おいしかったです。
確かこの時 頭の中に流れていたのは、
~ちょっと振り向いてみただけの~「異邦人」🎶
です。
高い城壁に囲まれた街で食す麺類は、なぜか懐かしい味と温かさ、でした。
駄句をおひとつ
(面湯をそば湯に見立てて)
そば湯来ぬ(そばゆきぬ)
野道湯気立つ
(のみちいきたつ)
ワイグオレン(外国人)
(大意:
食卓に供された面湯
冬の野道か
絹の道か
わからないが
店の傍を人が
ゆきかうのが
湯気の向こうに見えた
旅立とうとしているのは
異邦人?
いやいやワイも(我也)
外国人
そしたら
ワイは 食おう!
連綿と続きそうな
長い手打ち面を。。。)