勝手に呼んでる「明るいほうに向かう門」。中部ジャワ。ヒンズー寺院のお名前はCandi Sukuh(チャンディ・スクー)だそうです。
中部ジャワには不思議な遺跡があり、その中にはなぜか心の震えを感じてしまう場所もありました。
正確なことは、Candi Sukuh スクー寺院で調べていただくと、少しずつ情報が出てくると思います。ここを訪ねたのは2012年、ガイドさんのお話によると、ここは愛のお寺だということだったと記憶。
なぜ、愛のお寺かは、残っている石組(破壊されてるところも多いのだとか)や彫り物をみると容易に想像できました。
愛のお寺の由来はさておき、寺院後の構築物の残りである門構え群を前から後ろから見てみますと、暗いところがあったり、また、開けたり、で光を感じるための場所なのかな、と、ふと思いました。なので(だかどうかはよく覚えてなくて後付けです)、撮った写真も、狭さと広がり、暗さと明るさが対照的に取り混ぜになっていました。9年前の写真、発掘しましたので、並べてみます。
山の上のほうの斜面、といった場所に門構えがそびえています。
外からすると、この門は入口、なのかな?
中に入るには、一旦狭まりに耐えねばなりません。
でも、入れないようになってるので、狭まりをのぞきこむばかり。。。
中をのぞきますと、光✴️と影👥が石を強く射しあっていて、目👁️は惑わされるのでした。
影が惑わすあたりを見透かすと、愛のお寺を象徴する造形が見えますが、ここでは説明省略します(省くんか~い!)。
寺院の神聖さ、不思議さが十分伝わる場所ではありますが、斜面の立地で、眺めがとてもよいです。広きところに出てきて(門をくぐった気分)、また、光に包まれます。
手元発掘写真では、造作の位置関係がよくわからなくて困ります。でも、参道というか境内の中心線をたどると、次の狭き門が配置されてるようです。
破壊されずに残った造形、精巧に彫られたものだと感心します。
この、次なる門は、さらに狭まりと暗さが手ごわいです。階段もきつくて、かなり高く登ってきた感が出てますねぇ。
門なのか暗闇なのかわからない通路を抜けるとまた明るくなって、眼下に眺めが広大です。緑みどりして、生命のたくましさが下界から山上に迫ってきます。
入ってくるときも、ここから離れゆくときも、暗さを越えて明るさを感じる門、「明るいほうに向かう門」と勝手に呼んでしまっています。
不思議な霊気と明るさ暗さを感じる場所、また訪れてみたいな、と思います。