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レコ発!

遂に完成したアルバム「Hiromi Satake Octet / I wanna see your smile」。

そもそもレコーディングなんて、高校生の部活の活動の中で、小林桂さんと「Take The K Train」を録った以来。プレッシャーもあったが、バンドメンバーやスタジオの皆さんに支えられて、楽しく録ることが出来た。
少し気恥ずかしいが、ぜひ皆さんに聴いて頂きたい。手元にあるので、もしご興味ある方はぜひご一報頂ければ幸いです。

さて、個人的にアルバムにまつわる事を書かせてもらうと、僕はこのアルバムでアレンジを2曲書かせてもらい、光栄なことにアルバムのオープニングとラストに配置された。この2曲はどちらも思い入れの深い曲で、大切な音楽仲間のピアニスト野口茜の作曲。

まずオープニングの「Hurt Samba」は、管楽器とカホンのセクステット。野口のちょっと切ない、けど明るい光に包まれるメロディが気に入って、もう何年も前からずっと、コンボ、デュオ、アンサンブル、いろんな編成で演ってきた。野口本人とも演奏させて貰い、作曲者と演奏する幸せなライブもあった。
佐竹とのグループでもずっと演っていて、アルバムの選曲にあたり、リーダーから入れたいと言ってもらったので、少し手直しをして録音となった。どうしても書いてあるコードがハマらない所があって、本人に相談したら、オリジナルの楽譜が違ってたというオチ付き。笑笑

そしてラストの「空への祈り」は、もともと無茶苦茶カッコいい曲で大好きだけど、メロディがとにかくトロンボーンに合うので、ほぼ独壇場でテーマを吹いている(サビはラッパに譲ったが3度でずっと追っている)。
モントゥーノ明けにソロスペースがあるが、吹きながら感極まる事が多くなった。曲が出来た経緯や、その後にまた起きた悲しい事件、そして特にここ数年は野口の体調のこと、いろんな事が巡り巡って、本番中もレコーディング中もグッと来ていた。ソロを吹きながらいつも、このパワーやエモーションが野口に届くと良いなと、まさに曲名の通り、祈っている。必ず野口とまた演奏をすると勝手に決めている。

無事にリリースできて本当によかったと思う。あとは皆さんのお手元にたくさん羽ばたいてくれたら嬉しいです。

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