人付き合いが苦手な私が、コーチングを学んだ理由

「日々のプロジェクトやコミュニケーションが、
　少しでも平和であって欲しいから」

当時の気持ちとしてはこれがストレートな想いでした。

「平和であって欲しい」と願った原体験たち

約15年程前に私はWeb業界に入り、”制作会社”→”インハウス”→”代理店”という異なる形態の職場でWebディレクションの仕事をしてきました。

その結果、組織の規模関係なく、どんな職場であれ「コミュニケーションの課題」は共通して存在するものだということを知りました。

特にWebの仕事は基本的に1人完結ができないので、ほぼチームを組むことになります。

チームには多様なメンバーが集まるため、企業間・職種間におけるコミュニケーションは丁寧に（特に最初）行わないと、認識のズレなどが比較的簡単に起きがちな仕事だったりします。（もちろんしっかり仕事されているチームもいらっしゃいます）
そしてそれはクライアントとのコミュニケーションも同様です。

「言い方ひとつで伝わり方は変わっていく」

様々なチームに出会いましたが、そのあたりを気にして会話をする人は意外と少ないようです。（あくまでも私個人の体感です）

周りのチームでの会話を耳にしていて、「またそんな言い方したら危険だよ…」と思っていると後日トラブルに発展していく。。
そんなシーンをよく目に耳にしてきました。

そして同時に、”好き”が原動力で働いている人が、日々のコミュニケーション課題も要因の一つとして、退職したり、体調を崩し休職したりする姿も見てきました。（もちろん全ての理由がコミュニケーション課題ではないです）

もっとお互いの能力・個性を活かし合えたら、最高にクリエイティブな場になる気がするのに。。

でも何をしたらいいのか。

自分のチームをなんとかするだけでもヒーヒー言っているというのに。

そんな悶々とした思いをずっと抱えていました。

コーチングとの出会い

”コーチング”というものがあることを知ったのは、Web業界に入って数年後。
Webディレクションの仕事をしながら、日々コミュニケーションについて考え始めていた時期に知りました。

何で知ったのかは正直覚えておらずでして、検索して辿り着いたのか、人から教えてもらったのか、、。

直感的に、コーチングは良さそうだ！と感じたものの、当時は金額面で悩み決断がつきませんでした。
何せ受講料は安くないですので（汗）

そこから10年経って、年齢も中堅と呼ばれるゾーンに差し掛かり、これからの仕事の仕方を考えた時に、

・どうやら私は、どちらかと言えば、コミュニケーションを上手に取れる方らしい

・このまま自分のチームだけが平穏であればいい、という考え方でいいのか

ということから

悶々と思い続けたものを解消する＝コーチングを学ぶ時期が来たのかもしれない。

と、腹を括り
「なんとなくやってきたコミュニケーションスキルについて体系的に学び、周りに伝えていく役割になることが必要」
と考え、2年前の春にコーチングスクールの門戸を叩きました。

今思えば、コーチングとはなんぞや、とまだわけがわからない状態でしたけど。

おまけ：「人付き合いは苦手」←この公式がコーチングによって解かれた

私はコミュニケーションの取り方については敏感で、特に言い方などには注意を払って来たつもりです。そのため大きなトラブルに発展することは少なかったと思います。（ゼロだったとは言いません）

どうしてそんなに言い方を気にするのか。

理由は簡単です。
トラブルが怖いのです。怒られたくないですし！
ですので、徹底したリスクヘッジ・事前対策をしてきました（笑）

兎にも角にも、お客さんが嫌だと感じることをキャッチし、そこを徹底的に回避する！
なんてネガティブなのでしょうか（笑）

そのため、メールひとつにも気を遣って時間をかけて作っていたものです。

そしてだからこそ、
ーーー
人付き合い→トラブルになり得ることは避けるもの→めっちゃ思考（妄想）する→実行した後も振り返り反省しまくる→疲れる
ーーー
つまり「人付き合い＝疲れる＝苦手」という公式が出来上がっていった訳です。

しかし、コーチング体験の時に
「コーチングを学ぶと、その苦手意識なくなるよ」
と言われた言葉通り、2年経った今では苦手意識はほぼなくなったと感じています。

いや、当時は疑心暗鬼でしたよ（笑）
でも変わりました、私w

コーチングを学んで得たこと

・未来を描くことの大切さ・効力
・自分自身を整える力がついてきた（現在進行形）
・ネガティブ思考→ポジティブ思考に変化できた
　面倒臭いと言わなくなった！
・コーチングのスキームを活用できる場面がたくさん見えてきた
　web制作への親和性は半端ない。と感じている。
・パーソナルに限らずチームの中でも効果を発揮するものだと体感した
・人に出会うことをポジティブに捉えられるようになった
・ヒアリング力がUPした
・実行力がUPした
・幸福力がUPした
・仲間ができた
などなど

あえてデメリットを書くとしたら
・投資額はそこそこかかっている
　→今後の人生全てにかかるメリットを得たという点ではプライスレス！
・時間がかかっている
　→これは取捨選択なので、コーチング学習よりも重要なテーマがある人はそちらを優先すればいいと思います。
というところでしょうか。

まとめてみて

本投稿は、初めてのクライアントの方には、コーチングを学び始めた理由についてお話をするので、改めて文章化してみようと振り返りまとめてみたものです。

まとめてみて、下記２つの気づきが。
・2年間の自身の変化に改めて驚いている。いや、頑張ったわ、私。
　というか、途中から自分自身を整えることに意識が向きすぎて、当初目的を忘れかけていたようです。
・そろそろ当初の目的について、実行に移す方法を決めよう！

今後はコーチングを学んで得たことについて深堀りしていきます。

2021/4/19