第2回 今後の基軸通貨体制と金融グレートリセット

おはようございます。2年ぶりの書き込みになりますが、イングランド銀行総裁が金融グレートリセットを唱えてから、概ね、予想された通りに世の中が動いており、向こう2、3年の動きが不安を通り越し、楽しみでなりません。

今後2、3年で金融グレートリセットという大きな波が来るということです。
ナポレオン戦争終結後に、世界の宗主国同士で世の中の秩序を取り決めた1816年ウィーン会議以降、200年続いてきた世の中の軍事と金融経済の構図が大きくガラリと変わり、永久に借金を膨らませる金融資本主義経済がリセット(金融グレートリセット)され、金本位制(資源は金のみではない)になるでしょう。

2023年8月の時点の動きとしては、

第一に、ほぼ全てのロシアの銀行が、ドルとユーロの取り扱いを禁止しました。日本は西側諸国の情報統制に組み入られているため、マスコミでは出てきませんが、ロシアルーブルがドルとユーロよりと比較し、相対的に強くなってきています。

第二に、2023年8月から9月にかけて、ロシアを中心としたBRICs経済圏で新しい通貨がスタートする見込みです。これは、ロシア、中国、ブラジル、インド、トルコ、南アフリカを含むアフリカ全体、北朝鮮を取り込むBRICs経済圏において、新しい軍事政治経済圏を構築し、新しい金融システムとして、海外決済で使われるデジタル通貨となります。

第三に、2023年9月に、米国テキサス州で発行するデジタル通貨(仮称、新ドル)を過去の南北戦争時の南軍に当たる各州に拡げて流通させ、現行のFRB発行のドル(仮称、旧ドル)との対立構造が起き、米国の金融システムが旧ドルから新ドルに移行する流れになる見込みです。なお、新ドルは金兌換制をとるため、旧ドルとは異なり、本来価値を持つことになります。

第四に、ブラジルはCBDC(中央銀行発行のデジタル通貨)を開始しました。この特徴は、政府による資金凍結が可能となり、ブラジル政府がブラジル国民の保有通貨を把握しコントロールできることを指します。

以上のトピックは、世の中全体の仕切りの中で動いていることであり、この世の中のシナリオ通りであるということです。2023年内には、粗方、趨勢が決まってくるでしょう。

これからも、タイミングをみて書き込んでいきたいと思います。

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