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なぜ、下回転に対するフォアドライブの打球点は【バウンドの頂点】と言われるのか!?わかりやすく説明!!

試合でフォアドライブがはいらないなんてことはありませんか!?

一生懸命フォアドライブの練習をしたのに、試合で全然入らない・・・

となるとかなり落ちますよね。

なぜ、試合でできないのか!?それはおそらく、フォアハンドドライブの対応力がまだ、低い状況なんです。

実は、フォアドライブと一口に言っても、相手の送ってくるボール(ここではツッツキ)によって、打ち方がかわってくるんです。

よく、「バウンドの頂点で打て!!」

と言われますが、実は、ただ闇雲にバウンドの頂点を狙うだけではいけないんです。

じゃあなぜ、バウンドの頂点をとらえろと言われるのか!?

簡単に言うと、威力と安定感の2つともが高いレベルでバランスのとれる打球点が、バウンドの頂点なんです。

今日はそのあたりについて解説したうえで、どうすれば対応力の高いフォアハンドドライブを身に着けることが出来るのかを説明させていただきたいと思います。

(1)打球点によるドライブの質の               違い

知っている人も多いと思いますが、実は打球点が早いか遅いか(高いか低いか)によってドライブの質が変わります。

大きく分けると、打球点は

▣頂点前

▣頂点

▣頂点後

の3つにわけることが出来る。

今日はこの3つの打球点で打った場合のドライブの質の違いについて話していきたいと思います。

❶バウンドの頂点を過ぎてから打球すると、      スピードが出ない

バウンドの頂点後を狙ってドライブをすると、スピードがでない。

何故なら、バウンドの頂点後を打球すると持ち上げるようなスイングになり、山なりのボールになってしまうからだ。

持ち上げるようなスイングになってしまうメカニズムを以下の図にしてみたから、是非参考にしていただきたい。

上記の図のように、下回転というのは打球すると下に落ちる力が働く(考え方によっては進む回転になるのだが、これは別記事にて)。

この下に落ちる回転の力に加えて、さらに、ボールが重力によって下に落ちる力が加わる。

つまり、A落ちる重力の力+B落ちる回転の力によって、ボールが重たくなるのだ。

バウンドの頂点後だと、下に落ちる重力の力が強く働いてしまい、結果としてボールを持ち上げないとネットを越えなくなってしまう。

❷バウンドの頂点前だと、ラケットを被せ         すぎて安定感がでない

さて、バウンドの頂点後でスピードが乗らないのなら、頂点より前であれば凄まじいボールがでていいのではないか!?

と考える人もいるだろう。

しかしながら、これでは打球時に前のめりになってしまったり、ボールにラケットを被せすぎてネットミスが増えてしまう。

ラケットを被せないように打とうにも、台が邪魔してドライブをかけることができなくなってしまう。

下回転に対して、被せて打つ時は、相当なスイングスピードがないとボールは落ちてしまいます。

バウンドの頂点前を打球すると安定感がなくなってしまいます。

もちろん、バウンドの頂点前を打つことによって、相手の時間を奪い、得点力を上げることは可能だが、ハイリスクになってしまいます。

よって、目安としてバウンドの頂点を狙えば、しっかりと前方向にラケットを振り抜くことができ、安定感とスピード威力を同時に高いレベルに持っていけるということになります。

しかしながら、実は頂点後だろうが頂点前だろうがドライブ攻撃をできるようにしなければならなりません。

そのことについて後述して行きます。

(2)ボールの落点によって、3つの             うちどのポイントで捉えるのか             が変わる

これまで、つらつらと打球点について書いてきたのですが、全てのボールを頂点で捉えるのには無理があります。

実際は様々な打球点でボールを打たなければなりません。

なぜならボールのバウンドする場所(落点)によって、打球のタイミングが変わるからです。

これは非常に盲点になりやすいです。

例えば、上記の図のように相手のツッツキが浅く入った場合、バウンドしてからの打球タイミングは遅くなるため、必然的に打球点を落とす打ち方になります。

これを待ちきれずに、前のめりになってミスする初級者は非常に多いです。

逆に、相手のツッツキがやや深く入った時は打球点は速くならます。深く厳しいツッツキを送られた場合、バウンドの頂点前をとらえることになります。

さらに、バウンドする場所だけにとどまらず、バウンドの高さによっても打法は変わるのだ。

よく、聞かれることとして「ドライブの打球点はどこがいいですか?」というのがあるが、

実際にはその時その時で打つべきポイントは違います。

それを理解せずに、バウンドの頂点を狙うことだけ意識しても、ドライブが入るようにはなりません。

「バウンドの頂点を捉えることができれば、良いボールが入りやすい」は正解なのだが、「全てのボールをバウンドの頂点で捉えましょう」は誤解を招いてしまいます。

自分のポジションでしっかり打てるかどうか、これが一番重要なのです。

♣まとめ

いかがだったでしょうか!?

バウンドの頂点でとらえろ!!という理由、わかりましたでしょうか!?

しかしながら、すべてのボールを頂点でとらえることは難しいということがわかりましたね🖐️

まとめると、

★浅いツッツキや、深くても極端に厳しい          ツッツキに対しては、打ち急がずボールが      来るのをしっかりと待って上にスイングす      る!!

頂点でとらえられそうなツッツキに対しては、なるべく早いドライブで攻めていきたいですね!!

ベストポジションでとらえられなさそうな時は、しっかりと山なりにつなぐドライブを打ちたいところです。

次回は、練習メニューを今すぐ10倍効率よくする、たった1つの方法を紹介させていただきたいと思います。

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