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たゆたう、わたし。そして進む。


しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる

私はこの歌が昔からすきだ。
365歩のマーチ。
なぜ生きているか分からなくなった時、
この歌が途端に聴きたくなってしまう。


ここのところ、
自分の先の人生を考えるようになった。

何をしたいのだろう。
という課題について、
答えを出せないことに気づいたからだ。
したいことがない

意欲、関心がない
ということでは決してないのだ。

むしろ、今の私にとって
意欲、関心は凄まじく強いはずだ。
燃えたぎっている。

勉強は好きなほうだから、
今の歳を考えて新たな挑戦をするには
ちょうど良いなぁと思ったり、
残してしまっていることをきちんと
片付けて堅実にしようと思ったり、
私軸で物事を考えられるようになった。

なので、私の性格上、
誰かに導いてもらう道筋や
共に歩んでいく未来というものに
重さを感じてしまう。
なにごとも、自分の決定権を優先したい。
とても尊敬しているポインティさんは
精神が気高い人だといってくれていたのだと。
ふふ。たしかに。そうである。
(※だからといって、それを前提とした人物像を
当てはめて考えて欲しくない。
気高い人だから〜なんだろうね。とか。
そう。要は面倒くさいのだ。ごめんなさい。)

もちろん、感謝をしなければ
いけないことばかりで。
世間的に言って、
私は異常な環境下にいたと認知している。
お陰で多大な情を頂いてきた。
心から感謝をしているのだけれど、
これからどうするのかと考えたときに
とても戸惑ったのだ。

関わってくれた全ての人のために
生きなければいけないのだろうか。
どのくらい、どういう風に、
私は恩を返していくことがベストだろうか。
私の人生を作っていくことに
後ろめたさを持たなければならないだろうか。

そして、私の出した結論だ。
リセットをする。


つまり、したくないことを考えたのだ。
何をしていけば良いか分からない私は、
いくら考えても答えが出ないと
腹をくくった。
だから、したくないことを
はじめに3つ考えた。
(未来志向運命思考ポジティブの三拍子のため
答えがじつに極端である。)

自分の為にならない自己犠牲
居心地の良い場所で息を合わせること
脚のつかない恋愛

まず、自分の為にならない自己犠牲。
誰にも不快な気持ちになってほしくない。
だけれど、これ以上自分を窮屈にしたくない。
記憶に残らなくてもいいのだ。
誰かの人生と私の人生は、
となりにあったとしても全くの別物だ。
それを片隅に置いておかないと。

そして、居心地の良い場所で息を合わせること。
ここに居たい。
という気持ちと、
上手く溶け込まないといけない。
という焦りは、
自分らしさを見失わせてしまう。
心からの安心とは言えない。
居場所作りは手探りで行かないと。

最後に、脚のつかない恋愛。
情だけで成り立つ恋愛では
幸せのあり方なんて何億通りもある。
ただそこで見失ってはいけないことは、
眼を開けて真っ直ぐ立って居られること。
眼を背けたくなるような恋愛は
身も心も解離してしまうことを
私はもう十分知っている。
今度は私から手招きできるようにならないと。

真っ当に生きることは簡単だけれど、
普通に生きるとは何だろうか。
"普通"というものの定義なんて、全部が正解だ。
私の思う普通も正解。あなたの思う普通も正解。
そうして秩序が出来上がるのだ。
善し悪しなんて、明日には変わっていたりする。

だから、楽しい。
私は、それだから、生きたかったんだ。

少し遡った過去のこと。
私を包み込んでくれる甘くて駄目な
先生と付き合っていたことがある。
当時は分からなかったのだけれど、
ここ最近、気付いたことがあった。
先生は良く、感情が乏しかった頃の私に
旅に出ているだけだよ。戻ってくるよ。
と、ロマンチックなことを言ってくれた。
私は何を言っているのだろうと
よく分からなかったのだけれど、
きっと、そうせざる得なかったものたちは
暇をもらって羽根を伸ばしてるのだと
言ってくれたに違いない。
だからいま、私は
羽根を伸ばしきったものたちと
素敵な暮らしをしている。

今度、5年ぶりに先生に会えることになった。
お礼が、言いたい。
見捨てないでくれて、ありがとう、と。
旅を終えた私を見て、なんと言うだろう。

先を見た思考はとても充実している。
前に進めていると思える。
放置してしまっていることは
やっぱり綺麗にしていかないと。

悲しみや悔しさ、憤りは
見返りを求めてはいけない。
過去を捨ててもいけない。
わたしは、わたしの人生を
ゆらゆらと、干渉されずにいきたい。


今年もあとすこし。
来年の目標でも考えてみようかな。


11月24日は #コルクラボ文化祭
良い時間を過ごせるかもしれません。
良い出会いがあるかもしれません。
お時間ある方は是非。

それでは。また!

#人生 #エッセイ #生きる #私