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aikoがサブスク解禁したので、勢いに任せて全オリジナルアルバムを3行くらいで紹介するよ

2020年2月25日。

火曜日にもかかわらず、「まだ寝たくないなあ」などと思いながらTwitterを開くと、とんでもないニュースが飛び込んできた。

「aiko サブスク解禁」

衝撃を受けた。

時代の潮流に乗り、ミスチル、ユーミン、サザンといった名だたるアーティストがサブスク解禁する中で、aikoの楽曲は断固としてサブスクでの配信がされなかったからだ。

そんなaikoがこのタイミングでサブスク解禁に到るまでには、数多くの葛藤があったことだろう。それらを乗り越えこのような決断を下したaiko、いやaiko先生に、1人のファンとして、最大限の敬意を表したい。

興奮冷めやらぬままnoteを書き始めた

そして、そんなaiko先生のために自分ができることはないか、たかがファンの分際で大変おこがましいのだが、考えてみた。

これまで10年以上aiko先生の楽曲を聴いてきた自分にできること。

それは、初めてaiko先生の音楽を聴く人が、どのアルバムから聴けばいいのかを示すことなんじゃないだろうか。

そんなわけで衝動を抑えきれなくなり、このnoteを書き始めた。

(奇しくもaikoの名カップリング曲と同じく、深夜「二時頃」のことであった。)

1.「小さな丸い好日」

・全体的に元気な歌声。「はじめまして、aikoでーす!!!」感のあるアルバム。
・一方で「歌姫」「ナキ・ムシ」といったガッツリバラードもあり。
・打ち込み系の曲「ジェット」はライブで真価を発揮する。みんなで叫ぼう。ベイベー!

2.「桜の木の下」

・aikoの代名詞「カブトムシ」を収録しており、初期のaikoはとりあえずこの1枚を押さえとけばOK。
・アコースティックな「悪口」は夜に聴くのがおすすめ。安眠間違いなし(個人の感想であり効果・効能を示すものではありません)。
変拍子と気だるげな歌い方がクールな「傷跡」は隠れた名曲。

3.「夏服」

・過去2作に比べると、「飛行機」「September」「雨降るオーバーオール」などaikoの低音域の魅力が押し出された曲が多い。
・「be master of life」はライブでしょっちゅうやるので必聴。元気をもらえる一曲。
・「テトラポット登って〜」の曲名が「ボーイフレンド」だって知ってた?

4.「秋 そばにいるよ」

・ここまでのアルバムと比べると、キャッチーな曲よりも噛めば噛むほど味が出る"スルメ曲"が多い。
・ある程度aikoを聴き慣れている方には不穏さと神秘さを兼ね備えた「木星」がおすすめ。
・「マント」のPVはミニドラマ仕立てになっている(サブスクにはないので気になった場合はPV集「ウタウイヌ2」を参照されたし)。

5.「暁のラブレター」

初めから通しで聴くことを強く推奨。とにかく曲の配置バランスがよく、飽きずにループできる。もはやこのセトリでライブやってほしい。
・「ふれていたい」は隠れた名バラード。大サビで繰り出されるaiko節にしびれよう。
・幻想的な3拍子バラード「天の川」は最高の癒しを与えてくれ、安眠間違いなし(個人の感想であり効果・効能を示すものではありません)。

6.「夢の中のまっすぐな道」

・キャッチーな曲が多かった前作から一転、変態(≒コア)な曲が多め
・間奏のたたみかけるようなスキャットに度肝を抜く「恋人同士」。天才かよ。
・シングルにもかかわらずサビに半音進行をそのままぶっこんできて、なのにどういうわけか違和感がない「かばん」。天才かよ。

7.「彼女」

・アップテンポ、ミディアム、バラードそれぞれのメリハリが強く、aikoの様々な魅力が散りばめられているアルバム。
・1曲目の「シャッター」は音楽性・歌詞の世界観ともにaikoの真骨頂とも言うべき作品(異論は認める)。
・最後の「瞳」はaikoには珍しい「親子愛」がテーマ。「胸を体を頭を心をもがれるような」大サビのメロディーに耳を傾け、キューっとなって欲しい。キューっと。

8.「秘密」

・タイトル曲「秘密」をはじめ、全体的にしっとりとした切なさをまとったアルバム
・これでもかと言わんばかりにピアノがいい味を出している「ウミウサギ」。ウイスキー片手にずっと聴いていたくなる、隠れた名曲。
・最後の「約束」はファンに向けて書かれた曲で、ライブに行った帰りに聴くととんでもなく染みる。機会があれば試してみて欲しい。

9.「BABY」

・落ち着いた曲の多かった前作と対照的に、勢いのある曲が多いアルバム。
・劇場版「花より男子」の挿入歌「KissHug」や、朝ドラの主題歌「あの子の夢」などタイアップ曲が多いため、初心者にもおすすめ。
・最後の「トンネル」は愛する人への一途な気持ちを歌った壮大なバラード。とにかくエモい。

10.「時のシルエット」

・これまでのaikoの魅力がすべて詰まっているといっても過言ではない、名盤中の名盤。aikoを全く聴いたことがない人に「とりあえずこれ聴いとけ」と勧めるならこのアルバムにする。
・「Aka」→「くちびる」、「ずっと」→「向かい合わせ」、「ドレミ」→「ホーム」といった曲の流れが素晴らしいので、「暁のラブレター」同様こちらも初めから通しで聴くことを強く推奨。
最後の自転車はもはやイントロから泣ける。優勝。

11.「泡のような愛だった」

・タイトルが象徴するように、「実らない恋」や「別れ」の曲が多い(アーティストの私生活に首を突っ込みたくはないが、絶対何かあったんじゃないだろうか)。
・1曲目の「明日の歌」は「花火」「アンドロメダ」などを彷彿とさせる歌詞詰め込みソング。Bメロ終わりに「フルコンボだドン!」って言いたくなる。
・失恋の歌詞を愉快な曲調で歌う「遊園地」はこれぞaikoという1曲。

12.「May Dream」

・これまで長年アレンジを担当していた島田昌典のもとを離れ、初めてOSTER Projectがアレンジャーとして参加しているアルバム。斬新なサウンドの曲が多いので、「最近のaikoはあまり聴いていないな〜」という方はここから聴いてみても面白いかもしれない。
・一方で「愛だけは」のように、嘆くように歌い上げるバラードも健在。
・「プラマイ」は爽快な曲調とは裏腹に、「主人公が元恋人の髪の毛を食べる」という狂気じみた演出のPVが話題になった。怖すぎだろ。

13.「湿った夏の始まり」

・デビューからちょうど20周年となる2018年の初夏にリリースされたアルバム。
・「うん。」のラストで出てくるスキャットは、そのaiko節もさることながら、ハイトーンボイスの美しさに度肝を抜くこと間違いなし。
・最後に収録されている珠玉のバラード「だから」は、ぜひ歌詞を読みながら聴いて欲しい。aikoのまっすぐな歌声、包み込まれるようなピアノとストリングスのサウンドにあたたかい涙を流そう。

以上!

あ…全然3行くらいに収まらなかった…。

え、やっぱりどれから聴いたらいいかわからないって?

そんな時はお気軽にTwitterでリプライやDMを送ってきてほしい。


好きな曲をいくつか教えてもらえれば、こんな感じでおすすめのアルバムをセレクトしてお伝えさせていただく。


ちなみに、上記のようなノリでいろいろな方におすすめしていたら、「aikoソムリエ…。」「botじゃん」「AIかよ」とお褒めの(?)言葉をたくさん頂戴した。

たぶん引かれているよな、これ…。

もちろんアルバムだけじゃなくシングルも素晴らしい!

リリースされたばかりのシングル「青空」もめちゃめちゃにいいので、1番だけでいいから聴いてほしい。いや聴いてください。


こうやって楽曲や歌詞を勝手に解釈していると、気がついたら沼にハマっていしまうのでご注意を…!

最後に

僕がこのnoteを通して言いたかったことが凝縮されているツイートを貼り付けて、締めさせていただく。


こんな偏愛が暴走しただけのnoteを最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。笑

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