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『Local Natural Environment』を伝え・考える Vol.6 後継者編

世間では、夏の高校野球に向け、バレーボール予選などメジャースポーツの高校総体が始まっています。
まだまだマイナーな競技ですが、本日は、宮崎県の高校総体山岳競技支援に出かけてまいりました。インターハイに向け各校の選手が、3~4人のパーティーで決まられた荷物を分担し担ぎ、励ましあいながら、決められたチェックポイントを通過していきます。

今回は、昨年と違い完璧なコンディション。

急傾斜のザレ場でも、視界良好。


体育館や整備された競技場で行われるわけではないので、その日、前日の気象条件にかなり左右されます。男子約15㎏、女子10㎏ほどのパッキングされたザックを担ぎひたすら歩き続きます。
手を取り、肩を担ぎながらひたすらゴールを目指します。
ブラスバンドの応援やスタンドからの完成もありません。仲間とゴールのあるルートを励ましあいながら歩きます。今時、スマホも持たず高校生が目の前の現実に向き合っているこの競技支援が、僕は好きです。

仲間との時間。一生物です。


大人たちのアウトドアはどうでしょうか?
『インスタ映え?』、『道具レビュー?』自然や仲間と向き合えていますか。毎年、この高校総体山岳競技支援を通じて学ぶことの多いオジサンの記録でした。
それにしてもいいコンディションでした。

今しか見れないミヤマキリシマの季節


確かにキツイ生徒もいたと思いますが、山を嫌いになってほしくないですね。僕の持論として、『山は、人の小ささを目の当たりにできる場所』。日々の悩みや、人間の小ささを感じ自然、地球の途方もない歴史が目に見える場所です。

人が、ありんこのようです。
テフラ一層の高さにも及びません。

自分だけの実力や努力は、自然の摂理からすればどんだけ小さなものか。それが若い学生に伝われば、このピークを踏めないけど山に入った時間も無駄ではないのかと思えます。

火山帯の景色。絶景で数万年かけてできた景色です。


本当に子供たちにこの環境の良さが、早く伝わっていればよいのですかね。


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