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霧島山

近頃は、外で遊べない日が続いているせいか、深酒が癖になったせいか、仕事でクタクタになっているはずなのに夜な夜なnoteです。

仲間のお店が最近力を入れている動画をみて、ついつい好きな本を読んでしまいます。友達は、地盤の話ではなく地元の生態系の話が言いたいのでしょうがどうしても得意分野につなげてしまいます。

ちなみに今回のお店の平日企画の高千穂の峰は、今や「焼酎」の代名詞とされてもおかしくない、「白霧島」・「黒霧島」のラベルの山です。この山は典型的な、火山の山容をしています。いまだに活火山の御鉢がありその横には、高千穂の峰があります。高千穂の峰自体は、珍しい火山で火口が確認できません。成層火山としては貴重で、流動性の悪い溶岩が火口をふさぎながら円錐状に冷え固まったからです(簡単に言うと吹き飛ぶ前に、じっくり冷え固まりながら溶岩が固まったということです)。

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またこの山域を語りだすと止まらなくなってしまいますが、姶良カルデラ(入戸火砕流噴出)、鬼界カルデラ、が重要になります。友達の記事にも書いてあったですが、当時の生態系だけではなく、現在の農耕にも大きく左右する、地球的イベントが約3万年前に起きたことになります。

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あまりこのことを書き続けると、平日なのに寝る時間が無くなってしまうので終わりとしますが、最後の写真は、2011年の噴火直前にたまたま僕が新燃岳から撮影した、緑々しい新燃岳と高千穂の峰の写真です。上の本の新燃岳の色を比べて頂くと一目瞭然ですよね。一瞬で生態系崩壊です。

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活火山とは、数々の恩恵を人々に与えると同時に一瞬、一撃にてリセットを行う力を持つものと、夜な夜な本と写真を見ながら実感した夜でした。

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