積読の多いあなたへ:ふたり輪読のススメ📚
ふたり輪読を始めたきっかけ
Twitterで見かけた面白そうな本、本屋さんで見かけてちょっと惹かれた本、知り合いにお薦めされてとりあえず買った本、
私の本稟議ハードルは極めて低いので、本はどんどんと増え、家の本棚はすぐ埋まってしまう。
そして、本を買う割に、30分活字を読むと眠くなってしまう体たらくなので、積読ばかりが増えていく…
最新作!と銘打たれていた本も、今や著者の次の新作が出ている…(数年単位で積読してる)
そんな状況をなんとかしたい!と思って、パートナー(夫)に声をかけてみて、ゆったりふたり輪読(?)を初めてみた。
やり方
お互いが担当する章を読んで発表する形式。(といっても二人なのですぐ順番は回ってくる。)
最初は、インプットすることよりも、継続できることを重視した。(私が三日坊主なので)
1. 本を選ぶ
お互いの興味のない分野の本は避ける。
パートナーの職種が自分とは異なるのであれば、具体的な事例すぎる技術書やビジネスTips書とかよりも、
多少抽象的なビジネス本とかの方がいいかも。
我々は、お互いが「なんとなく面白そう」と思えた「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」を一冊めに選んだ。
が、内容が難しくてめちゃくちゃ読みにくくて大変だった。
でもSF的な話は、お互いに興味があったので、未来についてのいろいろな妄想を話し合うのも面白かった。
2. 担当する章を決めて、自分の番になったら担当する章を読む
一気に読み進められるタイプの人は最初に全部読んでしまってもいいと思うが、私自身は一気に読むのが辛いタイプなので、自分の番になった時に、担当する章を読むことにした。
普通の本であれば一章だけであれば30分ないくらいでも読めるんじゃないかなと思う。
集中できる時に一気に読んでしまおう。
3. 読んだことをメモしておく
読み終わったら、前の章で議論したことを思い出したり、後ろの章の話もチラ見しながら、この章での学びになったことをメモしていく。
書いてあることを頭の中で整理して黒ペンで書いたり、ちょっとした余談・妄想を赤ペンで書いたり…
綺麗には書かなくてOKなので、相手にこの章の面白ポイントを説明できるようにカンペを作るように整理していく。
4. 相手に説明する(輪読会開催)
大体1時間、議論が弾むと2, 3時間かかることを見越して、夕飯を食べた後に開催した。
メモを見ながら、
・こんなことが書いてあったよ
・自分達に置き換えたらどうなるかな
・この論点については私はこういう意見
・これよくわからなかったんだけどどう思う?
などなどを話していく。特に決まりはなくて、話したいことを話したいだけ議論する。
そこで議論した内容をまたメモに追記して行って、整理された中にまたどんどん新しい話題を追加していく
最初に読んだ本がSF関係の本だったので、未来の空想話に花が咲き、議論はどんどん飛躍していったけどそれはそれで面白かったと思う
5. 3〜4を交互に繰り返す
輪読会のスパンは、本の難易度や自分のスキルを鑑みて決めると良い。
シンギュラリティは私には内容が難しくきつすぎたので、一週間に一度読んだ。
7章あるので、本来であれば2ヶ月ほどで読み終わるペース。もちろん、自分と相手のペースに合わせて、週に2回行ったり、一度に2章ずつ読んだりしてもいいと思う。
とりあえずお互いが、苦しくないペースでこの習慣が継続するように配慮するといいと思う。パートナーと喧嘩になっても嫌だし。
一冊の本を読み終えてみて
実はシンギュラリティを読み始めたのは1月終わりくらい。
その後私はつわりが始まったりなんだりで、本を読む気が起きずだいぶ寝かせて、ついこの前読み終わった。
多分読み終えるのに人一倍時間はかかったけど、
それでも、輪読会はやってよかったと思う。
自分一人じゃ読み解けない部分もかなり明確になったし、日頃の仕事ではなかなか話せない「未来のことを想像してみる」「自分と近くない職業/視点の人と議論する」といったこともできたのは貴重な時間だった。
普段、気の知れた職場仲間としか話す機会がない人は、とりあえず身近な、でも職場の人(同業者)ではない人と議論をしてみるきっかけとして、
夫とでも、仲のいい違う職種の友人とでも、輪読会を開いてみるといいかもしれない。
(おまけ)この後輪読してみようと思っている本
夫が読んだらなんていうかな、という楽しみもこめて、以下をストックしている
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