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熊本大、学費値上げの可能性 最大2割の値上げ? 現時点では未定(詳報後日)

 熊本大学の小川久雄学長は6月5日、記者会見で来年度以降の学費値上げの可能性に言及した。国立大の学費は年間53万円だが、20%を上限に大学の判断で増額できる。現時点では具体的な値上げ幅などは公表されておらず、検討の段階にあるという。
 背景には大学への運営交付金の継続的な減額や電気代などの高騰があると見られる。今年5月に東京大が20%近い(10万円以上)の学費値上げを表明した他、2010年代後半以降、千葉大、東京芸大、東京工業大、東京農工大などが相次いで値上げを実施している。
 文学部のある教員は「そういう話は教授会の方でも協議していない」と話しており、7日に記者が話を聞いた学生の間からは「慶應(の学長発言)の影響ではないのか」「どうすればいいのか」と戸惑いの声も出た。特に奨学金などを利用し「国立一本」で進学した学生も少なくない熊大では影響の大きさが危惧される。
 ただし、唐突な学費値上げの可能性との報道をそもそも知らない学生も多く、現時点では目立った反対運動などは起こっていない。
 熊本大学の令和5年度の学費は年間53万5800円(半期26万7900円)。

(後日、詳報する予定です)
(2024年6月7日)

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