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24年度入試 熊大は前年より微増で3.1倍 新設の情報融合学環は3.8倍

 文部科学省は2月20日、2024年国公立大学入学者選抜について確定志願状況をを発表した。全国平均倍率は前年度並みであり、熊本大学は前年度よりやや倍率が高まったが、一部の学部では倍率が低下した。新設の情報有報学環は各学部の中では薬学部に次ぐ倍率となっている。
 文科省の発表によれば、公立大学を除く国立大学は募集人員7万6339人(前後期合計)に対して29万9715人(同)が確定志願し、前年度より1410人増加しており、倍率は3.9倍と前年度水準を維持している。前期では82大学397大学、後期では71大学278大学が募集を行い、倍率は前期が2.8倍、後期が9.7倍となっている。
 熊本大学は全学の合計募集人員1310人(昨年度1298人)に対して4021人(前年度3825人)が志願し、倍率は3.1倍(前年度2.9倍)となり、倍率は微増している。24年度入試から新設される情報融合学環は定員45人に対して171人が志願し、倍率3.8倍は薬学部・医学部と並び、各学部の前期日程の中で最も高い倍率となっている。2022年度から比較すると全体的に倍率低下の傾向が続いているが、全体の倍率は2022年度の2.5倍と比較してむしろ高くなっている。
 近隣地域の国立大学では九州大学が3.4倍、福岡教育大学が3.8倍、九州工業大学が3.5倍、佐賀大学が4.5倍、長崎大学が3.7倍、大分大学が4.3倍、宮崎大学が5.3倍、鹿児島大学が3.8倍などとなっている。
 24年度試験の熊大における合格発表は前期は3月8日、後期は3月21日に行われる。

【熊本大学の2024年度入試における各学部別倍率 ()内は前年度倍率】
・文学部  前期1.8倍(1.9倍)/ 後期8.4倍(8.7倍)
・法学部  前期1.7倍(2.0倍)/ 後期7.2倍(10.0倍)
・教育学部 前期1.9倍(2.4倍)
・理学部  前期2.3倍(1.7倍)/ 後期12.5倍(10.9倍)
・工学部  前期2.0倍(1.9倍)/ 後期6.3倍(5.2倍)
・医学部  前期3.8倍(3.5倍)
・薬学部  前期4.2倍(3.8倍)
・情報融合 前期3.8倍
(注)情報融合学環は今年度より新設、定員60人のうち前期45人、学校推薦15人で、推薦枠のうち8人を女子枠とする。


・文部科学省「令和6年度国公立大学入学者選抜試験確定志願状況」2024年2月20日発表
https://www.mext.go.jp/content/20240220-mxt_daigakuc02-000033996_01.pdf

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