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露天立ち湯

熱海のスパ施設に行ってきたのだが、その施設のウリの一つが、オーシャンビューの露天立ち湯なるものであった。

立ち湯ということで、立って入るということは、あまり、リラックスできそうにないなと、さほど期待せず、いったのだが、浸かってみてすぐにその考えは誤りだったと悟った。

1メートル程の深さに掘られた湯船から生じる水圧と浮力によって、驚くほどの心地良さに包まれた。

勿論、湯質も景色も、素晴らしく、自分の温泉、銭湯ライフの中でも指折りのものだった。

また、温泉も良いだけでなく、レストランや岩盤浴、リラクゼーションルーム等のその他の施設も残念な部分がなかった。

ビールに至っては、スパ施設限定のクラフトビールもあり、ツマミも美味しく、レベルの高さを感じた。

また、来たいと思うと同時に、何事も体験するまでは分からないという事を改めて学べた。

正直、立ち湯と聞き、他の温浴施設の選択も頭をよぎった。

そして、ネーミングは本当に重要であることを再度、認識しもした。

立ち湯ときき、行くことを躊躇するのは決して自分だけではあるまい。

今回は数時間の短い滞在であったが、次回は丸一日、ゆっくり滞在したいと思う稀有なスポットであった。

あたたかなうみよほぐせよみとこころこころみらくさふかくもぐれば


人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。