強育論
宮本算数教室を主宰している宮本哲也先生の還暦記念講演会に参加してきた。
宮本先生の著書「強育論」は宮本哲学が精髄が込められた名著。
宮本先生の歯に衣着せぬものいいで爽快なまでに記されており、ショックをうけた読者も多かったであろうが、自分はこの本を読み、一気にファンになってしまった。
小学校にちょうどあがる位の娘に対して、宮本先生の作られたパズルを渡したところ、夢中になって解いていたので、自分も一緒に解いたり、時にはどちらが速く解けるのか競ったりもして、親子でその算数パズルを楽しみもしていた。
宮本先生に直接、お会いし、話を聴くのは今回の講演会が初めてであったが、本当に愉しい講演会で、本音で生きている人特有の強さ、生命力、人間力、魅力に溢れていた。
そして、今回の講演では自身の半生とこれからの目標について語っていただいた。
話の中で、最も印象に残ったのが、成長することにおいて、重要だったのは捨てる事であったという事だ。
世間体やポジション、金銭、様々なものを捨てて、新たな環境に身を置いた時、大きな成長が待っていたという。
また、情熱大陸というテレビ番組に出演した事から、他の回の情熱大陸を視聴し、気付いた事がかるとも語っていた。
番組で取り上げられる出演者が皆、子供じみているという点であった。
どの出演者もみずみずしく、好奇心にあふれた子供みたいだと語っており、自分も漏れなくそうであると言っていた。
去年、お生まれになられた初めてのお子様と共に120歳まで、成長していきたいと締めていたが、そう思わせるエネルギーに溢れるあつい講演であった。
また、強育論を今一度、読み返してみたいとおもう。
まなびてはためてくさらすおやのせをみせてはならじつよきこにそだてあげんとするならばすつるすがたをやきつかせともにそだてんおのれもこらも
この記事が参加している募集
人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。