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ベニー松山

ベニー松山の小説「墜ちて修羅、鋼刃舞うは極夜の空」を読み終えた。

ベニー松山は小学生か中学生の頃に読んだ「隣り合わせの灰と青春」が最初の経験だった。

次に「風よ龍に届いているか」

世間的にはほとんど知られていない作家ではあるが、自分の中では本当にいい仕事をする作家で、外れの作品に出会ったことがない。

冒険小説として、青春小説として、そしてエンターテイメントとして毎回、当たり前のように読後の満足感を与えてくれる。

職業作家でないことからも、寡作であり、作品数こそ少ないが、これからも読み続ける作家であることは間違いない。

しかし、今回の「墜ちて修羅、鋼刃舞うは極夜の空」もいいラストだった。

「剣の町の異邦人」なるゲームのノベライズとのことであったが、久しぶりにゲーム「ウィザードリィ」がまた、やりたくなった。

剣の道極夜の空に煌めけど一人流離う修羅の背哀し


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