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人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -38
歓送迎会 ~ 夫婦について
先週、職場の ”プチ歓送迎会” がありました。
3月末で退職される方と2月に入社された方のお二人を職場のリーダーとわたしがお祝いする、4名のおっさんの会です。
年齢は私が最長老で、50代後半と60半ば2名。
阪急中津駅近くの海鮮料理やをリーダーに予約して頂きました。
仕事を18時ジャストに切り上げ、直行。
職場社員の人物評や会社の愚痴はもちろん。
会話が進むうちになぜか? それぞれにプライベートをカミングアウト。
まだ、全員お付き合いは浅く、一番長いヒトでさえも5か月。なのにです。
ペットの話や趣味の話で盛り上がっていたのですが、そこから意外な展開に!?
なんと、「じつは私も」と、4名中の3名がバツイチ再婚報告。
結果、私だけが取り残される(?)ことに。
みなさん、身も心もすり減らす思いを経験されていたのです。
とくに、お子さんへの向き合い方は、悩み深かったようです。
わたしには、想像すらできない世界。
あらためて、夫婦について考えるきっかけになりました。
考えてみると、私の周りの友人・知人には再婚者がほとんどいなかったのです。
離婚と再婚事情を聴かせて頂き、なるほど! と分かったような気になっていたところ、
ところで、と前置きがあって
「40数年もずっと一人の人と添い遂げるのは大変ではないですか?」
と、逆に質問されました。
そういえば、今年の11月で45年になります。
もちろん、順風満帆であったはずはなく、山あり谷あり。
それでも、なんとか続いているのは、・・・。
子どもたちが手を離れた時期に、「結局は二人なのだ」ということに、お互いに気付かされたことが転機になったように思います。
それをきっかけに、ほつれかけていた絆がもう一度、紡ぎ直されることになったのです。
丁度、わたしが名古屋に単身赴任していた時期と重なったことも、よりお互いの存在を大切に感じることに繋がったのかもしれません。
それから、かれこれ14年。
その時の気持ちを思い出し、ふたりで一緒にいられることに感謝しながら
もう多くの日々が残されていないことを知りつつ、しみじみと過ごしていこうと思っています。
吉野弘 祝婚歌 より
健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
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