人生邂逅 ・まなび編 ◆仏教読書会から -42
正法眼蔵随聞記 解説 道元・その人と思想 増谷文雄より
昨年8月21日から読み進めてきた「正法眼蔵随聞記」もいよいよ最終の解説文に。
全編を振り返り、道元の人となりを説明されていますが、私にとって最も印象に残ったのは
「学道の人は最も貧なるべし、貧しふして道を思ふは、先賢古聖の仰ぐところ、諸仏諸祖の喜ぶ所なり。」と語ったところで、
その心とするところは、すべて専門の道を歩む者一般に通ずるであろう。
と明言されています。
道元禅師は、一貫して、道を究めるには「貧なるべし