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学校の先生もびっくり! 学童支援員100人に聞いた”仕事で困っていること”とは? 子どもたちが毎日楽しく過ごしている学童を運している私から、「心が軽くなるヒント」 No. 4

「子どもは、私たちをよく見ていて、大人によって態度を変える。
私は見下されてしまい、どうやって関わればいいのかわからない」

子どもが人を見下すという問題行動が見逃されていることは、その子どもにとってよくないですね。そのまま大人になったら、その子自身が困ることになります。また、そのように振る舞われるのは人格が否定されているようでお辛いですね。

実は、私もまぁはすを設立当初は見下されていたことがあり、どうすればいいのかも”さっぱり”わかりませんでした。

なぜ、何がいけないのかしらん?

良いと思ったことを伝えても、ちっとも子どもたちの心に響いていないことが伝わってきていました。まるで、”壁打ち”をしているかのように、放った言葉が返ってくるだけの感じが続いていました。
そのように過ごしながら、ある時、「自分の中のどこかで、私自身が子どもたちを見下しているかもしれないんじゃない?」と、自分の言動を見直しすることにしたのです。ヒントはまさに”壁打ち”です。同じように、あるいはそれ以上のネガティブな感情のこもった言葉が返ってくるということは、そもそも、そのような言葉を出しているのは、自分ですよね。

そして、「よくないな。うまく伝わっていないな」と思う点を書き出して、言い方や態度を少しずつ変えていくことにしたのです。
 
すると、子どもたちからこれまでとは異なった素直な反応が返ってくるようになりました。子どもたちが手を止めて、私の目を覗き込むようになっていったのです。
当初は、
「なんか用事あるの?」的な冷たい視線でしたが、次第に、「何か言っているの?」、「この人、聞いたことがないことを言っている」、「へー、そういう考えや見方もあるんだ」、「おもしろいじゃん!」へと移り変わっていったように思います。以来、子どもたちと対等(?)に、いろんな話ができるようになっていきました。

サラリーマンの時に、上司から「目の前にいる人は、自分の鏡であるということを覚えておくと良い」と、教えていただいたことがあります。なるほど、そうなのですね。自分の腹立つ相手というのは、自分のイヤな部分を表してくれている方でもあるのです。子どもも同じだということに気がついた出来事でもありました。
 
私たちは、子どもたち一人ひとりの可能性を信じ応援したり、その可能性のタネが発芽できるように支援することが主な仕事と言われていますね。
それが、心、身体、精神などのバランスのとれた「健全育成」です。
 
あなたも、もしこのようなことで悩まれていらっしゃるならば、この機会をきっかけに、自分の態度を見つめ直してみるのも良いかも知れません。
 
ここで、まぁはすの例を一つご紹介しましょう。

見守り隊&応援団

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※ノルンとは、まぁはすの支援員の呼び方です。

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このように関わっていくことで、子どもたちからいろんな情報やアイディアなども得られるようになっていきました。

これは、子どもたちにとって、安心できる身近な大人の存在として私たちが認識されるようになっていった一つの事例です。 

まずは、子どもたちと、どのような関係を築いていきたいかをイメージすることからはじめていくのがいいかもしれません。

もし、周囲にも、子どもだけでなく、同僚や上司などから見下されて困っている方がいたら、ぜひ、声をかけて上げてくださいね。
そして、その方が、より良いアプローチができるように、相手とのより良い関係が築いていけるように、あなたの例も交えながら教えてあげてください。働く環境がより良くなることで、働く人たちにとっても、子どもたちにとっても、心が穏やかになっていき、落ち着ける場所として雰囲気が変わっていきます。応援しています。

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