小田香

ライター  「韓流ぴあ」「韓国TVドラマガイド」などで韓国ドラマについて書いたり、俳優…

小田香

ライター  「韓流ぴあ」「韓国TVドラマガイド」などで韓国ドラマについて書いたり、俳優取材をしています。たまに台湾映画、中国映画などについて書くことも。仕事では書く機会のなかったドラマや映画、舞台の話、取材の思い出などを気ままに書いていきたいと思っています。

最近の記事

キム・ジュヒョクの思い出

 10月30日は俳優キム・ジュヒョクの命日。最近までBSテレ東で主演ドラマ「ホジュン〜伝説の心医〜」を毎日放送していたこともあって、改めて彼について思い出していた。あれから3年が経つけれど、変わらずナム・アクターズの所属俳優だし、今もどこかで映画を撮っているのではないかという気がする。  作品を見るたびに「味があっていいなぁ」と感じさせてくれた素敵な俳優だった。特に好きなのは『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン』で演じたホン班長。オム・ジョンファとのカップリ

    • 映画館で観た初の韓国映画『外人球団』

       コロナ禍で多くの人がしたという断捨離を私もちょっとばかり行ったところ、自分でもすっかり忘れていた物がたくさん出てきて、しばし思い出に浸ってしまいました(このnote活動もその延長と言えますが)。そんな中で見つかった1枚の映画のチラシ。その昔は映画を観ると必ずパンフレットを買っていたのですが、チラシを集める趣味は全くありませんでした。それでも、このスポ根韓国映画『外人球団』のチラシを取ってあったのは、かなり思い出深かったからかもしれません。  チラシを見て「へぇー」と思った

      • 「火の鳥」から“イ・ソジン沼”へ

         大好きなドラマといえば真っ先に「私の名前はキム・サムスン」を挙げるのですが、誰もが知っているこのドラマについてはこれまで仕事で数え切れないほど書いてきたので、今回は2004年のドラマ「火の鳥」とイ・ソジンについて書いてみます。もともと「彼女の家」(’01)というドラマからイ・ソジンのファンではあったのですが、「火の鳥」を見て、今で言う完全な“沼オチ”状態になったのでした。  苦学生のセフン(イ・ソジン)とお嬢様ジウン(イ・ウンジュ)は、正反対の境遇にありながら出会ってすぐ

        • 「ミスターQ 」と1997年ソウル、そして香港

           一昔前に韓国ドラマにはまったという人の中で結構多かったのが、元は香港映画や中国映画のファンだったというケース。私も同様で、1999年にスカパー!の香港系のチャンネルで放送されていた韓国ドラマ「ミスターQ 」を見て、「韓国ドラマって面白い!」と思ったのがきっかけでした。主役カップルが美男美女で、特にヒロイン役のキム・ヒソンの美貌にびっくりし「綺麗だし可愛い、可愛いし綺麗〜」と友人に話したのを覚えています。  物語の舞台は下着メーカー・ララファッション。やる気満々の新入社員の

        キム・ジュヒョクの思い出

          「愛の不時着」ブームの陰で

           今年に入って「愛の不時着」や「梨泰院クラス」が大きな人気となったことで、韓国ドラマが新たに注目されています。それに伴って、次に見るべき作品を勧めたり、ヒョンビンやパク・ソジュンの過去作を紹介したりと、ネットでは様々な記事を見かけます。私が毎月仕事をしている『韓流ぴあ』でも「今、あらためて見たい! 韓流ぴあ名作劇場」と題して、2000年からのドラマを振り返る企画を3号連続で行っています(次号10月号が最終回)。  読者の方々にお願いし、「韓国ドラマを見るようになったきっかけ

          「愛の不時着」ブームの陰で