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ビジョンを考える

この会社はどこへ向かっているんだろう、この組織にいるとどうなるんだろう、この人についていくとどんな景色が見えるんだろう、、、ビジョンとはまさに旅の行き先のようなものです。

乗り物には行き先表示をきちんと示し、必ずそこへ向かう。
そして乗客は行き先が違うならば乗らない。

ビジョンは行き先、組織は乗り物

私はそんな感じでとらえています。

行き先が決まっていれば、途中の景色を楽しむ余裕が出てくるし、行きたい場所だから苦労があっても頑張れる。

実務でビジョンをつくろうとするとうまくいかない理由

①原点を忘れている
なぜ旅をするのか、どんな旅をしたいのか、つまり創業の想いが抜けてしまっている。

②ここまで歩んできた道を忘れている
これまでどんな旅をしてきたのか、得たものはなんだったのか。ビジョンに向かうためのリソース(資源)の活用を忘れてしまっている。

③非日常感がない
先が想像できてしまうようなわくわく感のない行き先では目指す価値がない。

④応援してくれる人がいるかどうかを考えていない
旅は人とのふれあいも大事。ビジョンは共感してくれる人がいてこそなのに、自分たちがただ目指したいだけだと、社会、顧客、取引先、そして社員が支持してくれない。

⑤パーパスに沿っていない
なぜそこを目指したのか?この旅の本質はなんだったのか?なぜそのビジョンを目指すのかの理由がわからない。

これらのポイントは経営学アプローチからではなく、自分自身のビジョンを考えるときにはしっかりやるのに、会社や組織のビジョンを考えるとなると忘れがちになる部分です。

takaでした。